2020.06.23

ビックカメラ、最短45分で配送 デリバリー配送のエニキャリと連携

エニキャリの配送員

家電量販店大手のビックカメラは6月22日、東京・渋谷を中心とした区域で、対象商品を最短45分で配送するサービスを開始した。デリバリー配送サービスを展開するエニキャリとの連携で実現した。

同サービスは、ビックカメラのECサイト「ビックカメラ.com」で利用できる。対象商品のページで、「在庫のある店舗を探す」をクリックすると、ビックカメラ渋谷東口店に対象商品がある場合、「今すぐお届けする」ボタンが表示される。商品の購入が完了すると、エニキャリに情報が通知される仕組みになっている。エニキャリの配送スタッフが渋谷東口店で商品をピックアップして配送する。

エニキャリは、小嵜秀信社長が教鞭をとる東海大学の研究会から生まれたスタートアップ企業だ。エニキャリのサイトに記載された飲食店の弁当などを、エニキャリに登録したスタッフが配送している。1日100件以上の配送を行っているという。

同サービスの配送地域は、6月22日時点では、渋谷を中心とした一部地域。現在のところ、対象地域外から注文したユーザーは、同サービスを選択できないようになっている。同サービスの利用状況や、エニキャリの配送スタッフの対応力などを見つつ、配送対象地域を東京23区に拡大させていきたいとしている。

同サービスには、リピート通販システムを提供するテモナ(本社東京都)のサブスクリプション特化型システム「サブスクストア」を採用している。同システムは、異なるサイト間の注文情報のスムーズなやり取りを実現できるため、「ビックカメラ・com」と「エニキャリ」のシステム連携に大きく寄与しているのだとしている。


「ビックカメラ.com」

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