2020.11.07

【コロナ禍に注目】トイレに貼る抗菌シールを「楽天市場」で販売 松浦産業が衛生用品ECサイト「トイレのシール屋さん」開設

便座内側のふたに貼る抗ウイルスシートは競馬場でも採用された

紙袋・ケースなどの取っ手や包装資材の製造・販売を手掛ける松浦産業は2020年9月、初めてのEC展開を開始した。楽天市場に店舗「トイレのシール屋さん」を出店して、衛生商品の販売を行っていく。

同社は、1932年に創業、香川県に本社を構える老舗のメーカーだ。創業時は、縄ロープの生産を手掛け、66年に樹脂系の延伸ロープの生産を始め、プラスチック業界に本格進出した。現在は、紙袋用の取っ手において国内トップクラスのシェアに成長し、食品やアパレル、小売業などの業界に商品を納めている。


新たな販路の開拓に勤しむ松浦英樹取締役副社長

しかし、同社が主力としている紙袋の販売は、新型コロナの感染拡大の影響で需要が激減。小売店の営業自粛や休業などの影響を受け、一時は受注がそれまでの半数近くに減少したという。さらに、脱プラスチックやレジ袋の有料化など、環境に配慮した取り組みの広がりによって紙袋やビニールの需要がさらに減少すると予測。従来とは違った商品で販路を拡大させる必要があったという。続くコロナ禍や今後の社会情勢も踏まえ、ECサイトを開設した。

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