2020.11.02

「おとりよせネット」がお歳暮を調査 「通販で贈る」が65%、個包装や巣ごもりアイテムがトレンド

日本最大級のお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」を運営するアイランドは10月28日、「おとりよせネット」のサイトユーザーに実施した「2020年のお歳暮に関するアンケート」の結果を公開した。「通販で贈る」との回答が65%にのぼり、対面の機会を減らすために通販へのニーズの高まりが考えられるとの見解を示した。

新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加に伴い、お取り寄せを活用する人が増えていることから、お歳暮に関しての変化を調べたという同調査は、9月11日~16日に実施。有効回答数は425名。

「新型コロナウィルスの影響で、2019年と比べ2020年のお歳暮は贈り方や贈るもの、対応などが変わりそうですか」の問いでは、「とても変わると思う」と回答した人が7%、「変わると思う」とした人が26%と、3割以上の人が「変化する」と考えている結果になった。回答理由の中には、新型コロナウイルス感染症の影響から手渡しではなくネット通販に変更をするという意見、在宅時間を楽しめるような地方の名産、特産品を贈るという意見、個包装で相手への配慮を心がけるという意見などがあり、2020年ならではの影響が見られる結果となったとしている。

2020年のお歳暮の渡し方を尋ねた問いでは、「通販で贈る」と答えた人がもっとも多く65%を占めた。「相手によっては直接・または通販で贈る」が26%、「直接渡す」が5%と続いた。対面の機会をできるだけ減らすため、通販のニーズが高まっているとの見解を示した。



お歳暮をネット通販で購入する理由を尋ねた問いでは、「直接配送できるから」が62%、「いろいろなものから選べるから」が55%、「店舗では購入できないものも売っているから」が53%という結果に。ネットの利便性が上位を占める中、「今年は帰省できない分、手土産の代わりにネットを活用する」と回答した人も15%いたという。



「2020年のお歳暮に贈ろうと考えているものを教えてください」の問いでは、「洋菓子・スイーツ」(47%)がもっとも多く、次いで「肉・ハム・ソーセージ」(39%)、「和菓子・和スイーツ」(36%)となった。「シェアするものではなく小分けになっている食品」「外食や対面機会の減少の代わりに高級な食品」「在宅をたのしめる食品」など、送る相手への心遣いが2020年のお歳暮を選択するポイントになるのではないかと推察している。



「おとりよせネット」の伊藤梢編集長は、「2020年のお歳暮については『通販で贈る』と回答した方が65%と、普段からお取り寄せが身近な『おとりよせネット』のユーザーの半数以上が、通販をギフト利用することがわかりました。コロナ渦で食品の通販を利用する方が多くなったことを受け、『通販でギフトを贈る』ことがより身近なものになったようです。

お歳暮を通販で購入する主な理由には、利便性が挙げられています。さらには、2020年の特別要因として、帰省を控えるため『帰省代わりの贈り物・手土産』として、今年はお歳暮を活用する傾向があります。そのため、お歳暮はお世話になった方への感謝を伝えるフォーマルなイベントですが、今年は本来の意味合いにプラスして、カジュアルなギフトとしての利用も予想されます。味や見た目を重視する贈り物ですが、今年は特に『自宅時間を家族で楽しめるもの』『生産者の支援につながるもの』『旅行気分を味わえるご当地もの』など、美味しさにプラスαで、相手への心遣いや、生産者・地域への支援がポイントになりそうです」と総括している。


【アンケート概要】
調査名:2020年のお歳暮に関するアンケート
調査方法:おとりよせネットにてアンケートを実施
回答者詳細:・男性25%・女性75%・回答しない1%
・20代6%・30代20%・40代33%・50代25%・60代以上15%
・会社員32%/専業主婦 主夫26%/パート・アルバイト21%/自営業6%/その他15%
有効回答:425名※設問により回答数が異なる
アンケート実施期間:2020年9月11日正午~9月16日正午

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