2020.11.02

丸井グループ、アパレルECやDX支援のGOOD VIBES ONLYに出資 マルイ出店やカード発行もサポート

丸井グループは10月29日、子会社であるD2C&Co.(ディーツーシーアンドカンパニー)が、アパレルD2Cブランドの運営とDX支援を行うGOOD VIBES ONLY(グッドバイブスオンリー)へ出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。リアル店舗への出店や協業によるカード発行などにより、成長を支援するとともに、丸井グループの価値向上荷物投げたい考えだ。

D2C&Co.は、D2Cのエコシステムを支援する子会社として、2020年2月より事業をスタート。D2Cのエコシステムに関わる「仲間たち(カンパニー)」と幅広く連携し、互いに協力することで、これまでのビジネスのあり方を根本から変革する可能性を秘めたD2Cビジネスの成長・発展を目指しているという。

GOOD VIBES ONLYは、CGやAIなどのテクノロジーを駆使してアパレル業界の変革を目指すアパレルDXカンパニー。CGの活用によるアパレルの生産工程の改善や生産リードタイムの大幅削減に成功するなど、テクノロジーを駆使し、課題解決に向けたさまざまな取り組みを推進している。またD2Cアパレルブランドの自社運営も行っており、SNS運用を始めとしたD2C事業の立ち上げのフェーズから、一気通貫したサポートが提供できることを強みとしているという。


GOOD VIBES ONLYはアパレルのDX支援も行っている

今回の提携により、年間2億人が来店するマルイ店舗や700万人を超えるエポスカード会員、小売ノウハウを持つ人材といったリソースを活用し、GOOD VIBES ONLYの成長・発展に向けた取り組みを推進するとともに、新しいD2Cブランドの創出支援も検討していくとしている。

丸井グループにおいては、リアル店舗への出店をはじめ、協業によるカード発行、利用拡大によるLTV(生涯利益)の向上など、グループ全体の価値向上を目指す考えを示した。具体的には、2021年を目処に、マルイ店舗でのGOOD VIBES ONLYのリアル店舗の出店計画を進めているという。さらにGOOD VIBES ONLYが開発する自社ECの決済システムにおいて、エポスカードとの連携などを検討中としている。

丸井グループでは、GOOD VIBES ONLYの、D2Cブランドの創出支援の取り組みや、SNSデータを活用した需要予測、オンライン接客の研究・導入といった新しいビジネスの考え方に共感し、今後のD2Cビジネスのパートナーとして「仲間」に加わってほしい企業であると考え、今回の出資に至ったとしている。

同グループは、「小売」「フィンテック」に「共創投資」を加えた、三位一体の新たなビジネスモデルを推進しており、今後もスタートアップ企業をはじめとするさまざまな企業に投資・協業することで、その企業独自のノウハウと自社グループの経営資源を掛けあわせ、新しい価値をつくりあげていくとしている。

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