2020.10.05

【観光×EC】富山県、お土産付きオンライン観光を開始 第1回はドラマ「私たちはどうかしている」登場の和菓子処へ

富山県は10月1日、「旅する前に、出会える喜び。Online TOYAMA Travel」と題したオンライン観光事業を開始した。オンラインツールの活用により、富山の多彩な魅力にどこからでも触れることができる機会を創出。同県を訪れるきっかけ作りを目指す。

【お土産は「上生菓子と菓子切り」詳細はこちら】

「旅する前に、出会える喜び。Online TOYAMA Travel」では、新たなオンラインツールの活用により、地元の各分野の「案内人」とのオンライン交流、県を代表する産業の現場の映像、作り手の思いがこもった特産品など、富山の多彩な魅力にどこからでも触れることのできる機会を提供。富山ならではの食や工芸品などを、各回のテーマにちなんだ「旅のお土産」として取り上げ、その作り手自らがそこに込めた思いや技、それを育んだ富山の自然や歴史文化などの背景を語るという。「食×工芸」のように多様な分野の作り手が集い、様々なコラボレーションが実現できるのも、多彩な魅力を持つ富山ならではとしている。


「旅する前に、出会える喜び。Online TOYAMA Travel」メインビジュアル

10月9日に実施する第1回目のテーマは「和菓子×伝統工芸」。ドラマ「私たちはどうかしている」にも登場して話題となった、富山を代表する和菓子処の一つ「引網香月堂」の4代目・引網康博氏が、参加者一人ひとりのリクエストに応えて即興で和菓子を作るという。参加者は世界でただ一つのオリジナル和菓子が、匠の手元から生み出される様子を見ることができ、引網氏との会話も楽しむことができる。さらにお茶文化を支えるもう一つの伝統工芸、茶道具も手がける高岡銅器「四津川製作所」の四津川兄弟も登場し、引網氏とのコラボで作ったアルミ鋳造製の菓子切りや富山のお茶文化について、参加者の共に語らうという。


引網香月堂4代目 引網康博さん


四津川製作所 四津川元将さん(左)、晋さん(右)

「Online TOYAMA Travel」の「和菓子×伝統工芸」の募集人数は10名、参加費は3000円。イベント後に届くという旅のお土産は、「引網香月堂」の上生菓子4種と「KISEN」の菓子切り「Wagashi fork」。上生菓子の内1種は、オンライン・トラベル当日にリクエストによって作るオリジナル和菓子となる。参加申し込みは公式サイトで受け付けており、1回目の締め切りは10月7日の12時。


引網香月堂の上生菓子


四津川製作所の「Wagashi Fork」(鞘付き)

富山県では同事業を、今後も県を代表する産業による様々なコラボレーションや、そこから生み出される魅力あふれるコンテンツの数々を各分野の案内人とともに紹介するシリーズとして展開予定としている。モデル的に実施する同事業を通じて観光資源の魅力を全国に切れ目なく発信することで、実際に富山県を訪れるきっかけとなることを期待するとの考えを示した。


「旅する前に、出会える喜び。Online TOYAMA Travel」
https://www.online-toyama.jp

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