2020.09.05

「広洋水産オンラインショップ」、サイト刷新で売り上げ拡大 SNSと決済方法を強化【リニューアルのポイント】

最も売れているロシア産のイクラ

海産物を販売する広洋水産は今年8月に、自社ECサイトを刷新した。アマゾンペイの支払い機能を追加し、サイト内にブログやSNSを埋め込んだ。リニューアルにより、サイトの利便性が向上して、利用者が増えているという。

2018年11月に、自社ECサイトを開設した。カート内で何度も同じ情報入力をするなどの手間を省くために、サイトの刷新に踏み切った。リニューアル後は、入力の問題が解決し、アマゾンペイでの支払いも可能にした。

同社はふるさと納税の返礼品を取り扱っており、返礼品をもらった顧客がECサイトでリピーターになる傾向がある。サイト内の会員登録数は500人を超えている。

ブログやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSをサイト内に埋め込んだ。SNSの投稿は、商品の写真だけでなく、地域の祭りなどの情報を配信している。商品に関するさまざまな情報を発信し、ブランディングにつなげている。同社は、「9月から配信回数を増やし、コンテンツを充実していくことで、さらに新規顧客の獲得を進めていく」(通販開発課・山口ひとみ氏)としている。

ECサイトで最も売れているのが、ロシア産のイクラだ。今年4~5月のEC売り上げは、前年同期間実績より20~30%増で推移した。緊急事態宣言が発令された期間の伸びが目立った。

「今後は、LINEとの連携などに力を注ぎ、今期中にEC売り上げ5割増を達成させたい」(同)としている。


「広洋水産オンラインショップ」

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