2020.08.26

近鉄百貨店、お中元の通販売上が前年比36.6%増 コロナで顧客がネットに流入

ECに呼び込む施策を強化

近鉄百貨店が運営する自社ECサイト「近鉄百貨店ネットショップ」は、5月8日から8月4日まで開催した中元向け通販企画の売り上げが前年同期間比36.6%増となった。中元向け商品の販売は全てのカテゴリーで前年を上回ったという。

総務広報部によると、「(コロナ禍の外出自粛で)来店を控えた人がネットへ流れた。近鉄百貨店アプリを使った告知強化やサイトリニューアルの効果なども結果につながった」としている。

近鉄百貨店は、コロナによる店舗休業により、5月8日から17日まで中元の店頭受け付けができない状況だった。

2020年は、ネット通販向けの「お中元向け簡単操作マニュアル」を作成した。その他、購入操作の補完や、ポップアップ表示によるキャンペーンの周知、2019年9月から開始した「近鉄百貨店アプリ」による告知など、ECサイトで購入を促す各種施策を行った。

中元通販の手応えについて、「各種施策の効果に加え、コロナ禍でのネット購買増加もあり、想定を大きく上回った」(総務広報部)と話している。

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