2020.07.15

GMOペパボ、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」でTシャツ受注数が過去最多 月間流通額も過去最高の4億円超

GMOインターネットグループのGMOペパボは7月15日、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI(スズリ)」において実施した「SUZURI夏のTシャツセール」のTシャツ受注数が、過去最多となる11万枚超を記録したと発表した。2020年6月の月間流通額は、過去最高の4億円を突破したとしている。

「SUZURI」は、自身のパソコンやスマートフォンからイラスト・写真をアップロードするだけで、簡単にオリジナルグッズを作成・販売することができるサービス。2017年から毎年開催しているという「SUZURI夏のTシャツセール」は、対象のTシャツが1000円引きになる期間限定セール。2020年は6月1日~6月8日の8日間に実施し、対前年比272%となる11万枚超のTシャツを受注したという。またTシャツ受注数の増加も影響し、2020年6月の「SUZURI」全体における流通額は過去最高の4億円を突破し、対前年同月比347%に拡大したとしている。



「SUZURI」には、イラストレーターやYouTuber、お笑い芸人をはじめ、企業や学生など30万人を超える幅広い属性の人がクリエイターとして登録しているという。昨今の新型コロナウイルスの影響でイベントなどが軒並み延期・中止となっていることを受け、ミュージシャンやお笑い芸人といったクリエイターの仕事が激減。また、ライブハウスや映画館、飲食店をはじめとする施設・店舗なども、緊急事態宣言下における臨時休業や、営業再開後も客足が戻らないことなどから、売り上げの落ち込みが続き、経済的に大きな打撃を受けている。

こうした状況のなか、新たな収入源としてオリジナルグッズの販売を始める個人や企業が増加しており、2020年4月、5月の「SUZURI」における新規クリエイター登録数は前年同月比218%と大幅に増加し、6月以降も増加傾向にあるとしている。その要因として「SUZURI」では、個人や企業がオリジナルグッズを制作する際、通常発生する「制作コスト」や「売れ残った場合の在庫管理」などが不要な点が評価されたとの考えを示した。またコロナ禍の影響を受けたクリエイターを支援する施策や店舗を支援する施策を実施したことも、クリエイター登録数の増加の大きな要因としている。これらの要因により「SUZURI」の登録クリエイターが増加したことで販売されるTシャツが増え、「SUZURI夏のTシャツセール」受注数の増加につながったとの考えを示した。

加えて近年、ふるさと納税やアーティストのグッズ購入など、消費を通じて地域や団体・個人などを応援する“応援消費”が増えおり、特にコロナ禍においては、この“応援消費”の動きが広がりを見せ、「SUZURI」でグッズを販売している団体やクリエイターを応援したい人たちが積極的にグッズを購入したこともTシャツ受注数の増加につながったと推察している。その他、2020年3月にビッグシルエットTシャツを追加、5月には定番Tシャツのカラーを8色追加し、計30色の豊富なカラーバリエーションを取りそろえるなど、Tシャツの種類やカラーのラインナップが増えたこともTシャツ受注数の増加に寄与したとしている。

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