2024.10.11

楽天、グルメイベント「食いしんぼう祭」初開催 4日間で10万人来場目標、新たなOMO施策も

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楽天グループが運営するECモール「楽天市場」は10月11日、取り寄せグルメを提供する屋外イベント「食いしんぼう祭 Presented by Rakuten」を開催した。10月14日までの期間限定で開催する。

初開催となる今回は、都内・代々木公園で約20店舗の約50商品を販売している。オンラインと連動した施策を強化し、「楽天市場」での購買にもつなげる狙いだ。「グルメといえば楽天」のイメージを広げ、4日間で10万人の来場を目標としている。


▲飲食スペースの様子


スタンプカードでOMO


同イベントは、9月17日に「楽天市場」に公開した特設サイトと連動している。ユーザーはオンライン・オフライン共通の「スタンプカード」のキャンペーンに参加し、条件を達成することで、クーポンや「楽天ポイント」の付与といった特典を得ることができる仕組みだ。


▲「スタンプカード」キャンペーンを実施

「このイベントで特に注力したのはOMO企画の『スタンプカード』だ。オンとオフを連携した新しいショッピング体験を提供していく。他のイベントでも使える仕組みにしていきたい」(アカウントイノベーションオフィス・マネージャー・西本佑介氏)と説明した。

イベント会場に設置した二次元コードを読み取ることで、「楽天市場」各店舗の商品ページに遷移し、商品情報の詳細を確認したり、同イベントに合わせて配布する割引クーポンを使って、オンラインで取り寄せることが可能だ。

将来的には、全国でイベントを実施したい考えだ。

「屋外イベントは、特設サイトの買い回り企画のスピンオフの位置付けだ。オフラインでアプローチできるユーザーは限られているので、次回は大阪などでも実施したい」(同)と話した。


▲アカウントイノベーションオフィス・マネージャー・西本佑介氏
 

メーカーへの提案強化へ

 
同イベントには、飲料メーカーのサントリーも出店している。

「メーカーのブランドビジネスを強化する手法として、オフラインもかけ合わせた提案もしていきたい」(同)目的だという。


▲サントリー EC本部 田中雅賞氏

サントリーでは、主力商品の「ザ・プレミアム・モルツ」と、4種類のワイン「コルンピオ」を販売している。

「オンライン、オフラインの垣根がなくなっていく中で、相互の送客を活発化できると思い、出店した。ワインは来場する外国人や若年層に好まれるような種類を用意し、飲み比べを楽しんでもらえると思う。今後のマーケティングにも生かしていきたい」(サントリー EC本部 田中雅賞氏)と話した。

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