2024.10.07

アクル、コマース21と顧客紹介業務で提携 ECサイトのクレカ不正利用を防止

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クレジットカードの不正利用対策ソリューションを提供するアクルはこのほど、コマースニジュウイチと顧客紹介業務の提携契約を開始した。これによりコマースニジュウイチでECサイトを構築している加盟店は、アクルの不正検知・認証ツール「ASUKA」のスムーズな導入が可能になる。ECサイトにおけるクレジットカードの不正利用被害撲滅を目指す。

アクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供する不正対策コンサルティング会社。

提供する「ASUKA」は、物販ECをはじめ、旅行、サービスなど3万サイト以上のECカード加盟店に導入されているクレジットカードの不正検知・認証ツールで、EMV 3-Dセキュアを併用した不正利用対策をはじめ、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックの対策としても活用できる。


▲不正検知・認証システム「ASUKA」のサービスイメージ

このほど、小売・流通業界のビジネス環境の急速な変化に対応し、クライアント企業と消費者の新たな関係性構築をデータベース(企画・設計)&ディベロップメント(開発)で実現しているコマースニジュウイチと、顧客紹介業務の提携契約を開始した。

これにより、コマースニジュウイチでECサイトを構築しているECカード加盟店は、最短2週間でスムーズに「ASUKA」の利用を開始でき、第3者によるクレジットカード不正利用対策・クレジットマスターアタック対策を講じることが可能になった。

近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になりつつあり、国内発行カードにおける番号盗用被害は2023年には504億円と、年々増加傾向にある。2024年3月に経済産業省が発表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」では、ECカード加盟店が取るべき対策が明記されており、ECカード加盟店はガイドラインに沿ったセキュリティ対策の実施を求められている。

一方で、不正利用は矢継ぎ早起こり、急激に増加する傾向があるため、いかにスピーディーかつシンプルに不正対策を実行できるかはECカード加盟店にとって課題となっているとし、ECカード加盟店がより効率的かつ効果的に不正対策を行う環境を整えるべく、今回の業務提携に至ったとしている。

アクル、コマースニジュウイチは、この提携を機にコマースニジュウイチのユーザーが「ASUKA」を活用し、より高い次元での不正対策を実現することを両社で目指す考えを示した。

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