テープスは7月8日、EC運営の業務自動化に特化したノーコードクラウドサービス「テープス」において、STORESが提供する「STORES ブランドアプリ」との連携を開始し、複数の会員へのポイント一括付与を可能にする機能を追加した。これにより、別の店舗のポイントを「STORES ブランドアプリ」への効率的な移行が可能になり、オムニチャネルや自社ストアでの購買促進といったマーケティング施策に貢献する。
テープスの提供する「テープス」は、ECモールや受注管理システム、Googleスプレッドシートやチャットツールなど、日々のEC運営で利用するさまざまなサービスをAPIを介して自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても自社の業務を自動化できるサービス。
このほど、「テープス」において、STORESが提供する「STORES ブランドアプリ」との連携を開始した。
「STORES ブランドアプリ」は、顧客情報の収集・分析ができる独自のアプリ開発や、マーケティングオートメーション、ポイントプログラムの導入など、顧客体験の最適化に欠かせない機能をワンストップで提供するサービス。実店舗とEC店舗を連携したモバイルアプリの作成を可能にし、顧客やポイントの管理を効率化でき、「Shopify」および「STORES」で構築したEC店舗と連携し、購買行動に応じてポイントを自動で付与できる。
一方で、「STORES ブランドアプリ」が直接連携していないECモール等の店舗からポイントを移行したい場合、会員1人ひとりに手動でポイントを付与する必要があり、作業の工数がハードルとなっていた。
今回の「テープス」との連携により、Googleスプレッドシートやキントーンで作った他店舗の会員ごとのポイント情報リストを、新機能により「テープス」が読み取り、「STORES ブランドアプリ」への一括でのポイントの連携が可能になる。その他、キャンペーン期間後、対象者に一括でポイントを付与するシーンなどにも利用でき、“事業者の任意のタイミング”で、“ポイントを一括付与できる”という機能により、ブランドのオムニチャネル施策の柔軟かつ効率的な推進を支援する。
今回の連携にあたり、STORES 執行役員 リテール法人部門長 内田皓大氏は、「今回のテープスとの連携により、EC店舗から『STORESブランドアプリ』へのポイント一括移行が可能となり、大変嬉しく思います。この新機能は、事業者様が顧客のポイント管理を効率化し、オムニチャネル施策を強化するための強力なツールです。私たちは、事業者様の顧客体験の向上・業務効率化をサポートし、さらなる事業の成長と成功をお手伝いしてまいります」と述べた。
テープス 代表取締役 田渕健悟氏は、「この度、『STORES ブランドアプリ』との連携が実現したことを大変嬉しく思います。本連携により、ポイント移行を簡単に行えるだけでなく、ポイント付与がこれまで以上に柔軟に行えるようになり、購買促進施策をより効果的に展開することが可能となります。これからも、お客様のビジネスを支援し、さらなる価値を提供するために尽力してまいります」とコメントした。
