2024.06.05

Greenspoon、江崎グリコの傘下に 健康・食品領域の成長に貢献

冷凍宅配食のサブスクリプションサービス「GREEN SPOON(グリーンスプーン)」を展開するGreenspoon(グリーンスプーン)は6月3日、江崎グリコと株式譲渡契約を締結し、グループ入りしたと発表した。江崎グリコが強化したい健康・食品領域のさらなる成長に貢献する。

「GREEN SPOON」は2020年のサービス開始以降、「スムージー」だけでなく、「サラダ」や「主菜」など、商品ジャンルを拡大し、事業を成長させてきた。モデルの冨永愛やお笑い芸人のフワちゃんとコラボレーションした商品などを販売してきた。

2024年4月2日から沖縄を除く全国のファミリーマート約1万5900店にて、1日分の野菜とフルーツが摂れる2種のスムージーを数量限定で販売し、発売から1カ月間で完売した。「おいしい」「かわいい」などの投稿が500件以上寄せられたという。



2024年5月8日からは期間限定で渋谷スクランブルスクエアの2階「Space2」において、ポップアップストアを開設した。大型商業施設での開催と試食イベントの相乗効果で、2週間で5000人以上から「おいしい」という声が集まったという。オンラインとオフラインの販促を展開することで、4年間で累計会員数は15万人を超えた。



江崎グリコはおいしさと健康を価値とした新商品の販売に注力している。健康・食品事業では、適正糖質の摂取を後押しする「SUNAO(スナオ)」ブランドにて、パスタ(乾麺)ソース、冷凍食品を発売した。

Greenspoonがグループ入りすることで、健康・食品事業のさらなる成長につなげたい考えだ。おいしさと健康にこだわる20~40代の女性のほか、幅広い女性層への接点強化を図る。

今後はおいしさと健康を両立する商品の共同開発を進めていく。双方のブランド力、顧客基盤、販売チャネルを生かしたマーケティング戦略や企画販売での協業など、両社の強みを生かす形でさまざまな取り組みを実施していく。

「Glicoグループは、創立100周年を迎えた2022年に、会社の存在意義であるパーパスを『すこやかな毎日、ゆたかな人生』と定めた。このパーパスに賛同してくれたのがGreenspoonだ。お互いの強みを活かし、おいしさと健康の新たな価値を創出することで、パーパスの実現を目指していく」(江崎グリコ  江崎悦朗社長)と話す。




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