EC運営代行やDXコンサルなどを行うボンズコミュニケーションは2024年1月から「STUDIO NUOVA(スタジオヌオーバ)」というECサイトプロジェクトを立ち上げた。同社では商品の力を生かすためのスキームを採用しているという。
同社が進めているスキームでは、①まず1カ月に1つのペースで新商品をクラウドファンディングに出品し、顧客の反応をチェックする ②商品の告知をインスタグラムやTikTokなどSNSで行う ③クラウドファンディングで増産体制を整える資金を集めつつマーケティングを実施 ④体制が整った商品をモールで販売する――というものだ。
「マーケティングをしっかり行った上で、『ここの売るものなら間違いないだろう』というブランディングを、商品のカテゴリーを絞ることなく行いたい」と同社CMOの重久徳氏は語る。
こうしたスキームを採用したのは、「商品が面白いから買う、商品が欲しいから買う、といった形でECサイトを利用してほしい」と考えたからだという。自社取扱品の商品力に対する絶大な自信が根底にあるという。
同社の扱う製品は、海外から輸入した、日本で売られていない、「面白い」特徴を持った雑貨が中心だという。
これらの商品の販売を可能としたのが、一人の中国出身の社員だとしている。中国出身であるため、共通の文化を基盤として、中国のメーカーと親交を深めるのが得意なのだという。また、元々事業を経営していた人物であることから、税関の処理などにも詳しく、輸入商品を扱う上で欠かせない人材だとしている。
現状このスキームは進行途中であり、今は各商品をクラウドファンディングに出している段階だという。1カ月1品の出品は2024年1月から継続しており、4月1日からは、犬のうんち拾いを自動化する新商品「Poo-LocK(プーロック)ワンちゃんのうんちキャッチャー」のクラウドファンディングを開始した。
現在、モールへの出店準備を進めているところだという。