REVIUSでは、隕石のECサイト「METEOS（メテオス）」を運営している。隕石を加工したアクセサリーや、隕石そのものなどを、世界中から仕入れ販売しているという。これまで仕入れた中で1番高い隕石は、1キログラムで500万円もしたそうだ。
隕石ECを展開する上で課題となるのは、「仕入れの難しさ」だという。「隕石には卸がなく、当社としても独自の仕入れルートを持っているわけではない。世界中のコレクターを探し、売ってくれるかどうかの交渉を行っている」（山田紀弥代表）と話す。
隕石と一口に言っても、その価格はさまざまだという。宝石と同様に、きれいなものは、人気も高いようだ。「そもそも落下の量が少なく、そのほとんどは研究機関などに行ってしまう。そういった希少性が人気の要因の一つだろう」（同）と言う。「見た目としてきれいなもの、成分が珍しいものは人気も高い」（同）とも話す。
同社では隕石の加工も自社で行っているという。ピアスやネックレス、指輪など、定番のアクセサリーは人気が高いのだという。「希少性の側面以外に、スピリチュアル的な要素から購入する人も多い。ユーチューブで当社が配信しているスピリチュアル動画をきっかけに、ECサイトに訪れる人も増えている」（同）と話す。
▲隕石のアクセサリーや原石を販売ユーチューブでは、占い師とのコラボ動画を定期的に配信しているという。隕石に関する豆知識や、隕石アクセサリーを購入した人の体験談などが主な内容だとしている。
「最近は、ユーチューブでのライブ販売も行っている。高単価な商品もあるため、決してたくさん売れるわけではないが、着実に売り上げは伸びてきている。今後も隕石の面白さや美しさを、広げていけたらと考えている」（同）と話している。
