ウェブマーケティングのシナブルは10月、MA(マーケティングオートメーション)ツールの「EC Intelligence」の機能を拡充した。LINEのリッチメニューを作成し、セグメント配信できる機能を追加した。LINEに友達登録したユーザーに対して、「購入頻度」や「誕生月」などのセグメント条件に応じて、異なるリッチメニューを出し分けることが可能となった。ユーザー別にLINEのリッチメニューを出し分けることにより、テキストメッセージだけを配信する場合に比べて、反応率を高めることができるという。ブランドに対するユーザーのロイヤルティーも高まるとしている。
「EC Intelligence」に追加した新機能は、LINEの「リッチメッセージ作成機能」「「リッチメニュー対応機能」などだ。
「リッチメニュー対応機能」では、ブランドの公式LINEアカウントに友達登録したユーザーに対して、リッチメニューを配信できる。
LINEでは、テキスト情報だけのメッセージを配信するよりも、商品の画像などを含んだリッチメニューを配信する方が、クリックなどの反応率が10%以上高いと言われている。
テキストメッセージよりも反応率の高いリッチメニュー配信を、ユーザーの属性に応じて配信することで、さらに反応率を引き上げることもできるという。
例えば、当月が誕生月のユーザーに対して、「今月が誕生日の方限定10%オフクーポン」などのオファーを盛り込んだリッチメニューを配信することで、コンバージョンを高めることができるとしている。
▲LINEのリッチメニューのイメージシナブルによると、LINEの拡張ツールにおいては、リッチメニューやリッチメッセージを顧客セグメント別に配信する機能は一般的となっているが、ECサイトの顧客データの分析やメール配信を主とするMAツールの中では、LINEの機能を拡張する機能を搭載したものは、多くないという。