フューチャーショップは11月7日、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」において、Narvar, Inc.が提供する商品購入後の顧客体験を改善するソリューション「Narvar」との連携を開始した。この連携にあたり、Eコマース支援・運用代行として国内最多クラスの実績を持ついつも社が、「futureshop」または「futureshop omni-channel」を利用中のEC事業者の「Navar」の活用をトータルでサポートする。「futureshop」を利用するEC事業者に向けて、商品購入後の総合的な顧客体験向上のスムーズな実現を支援する。
フューチャーショップの提供する「futureshop」は、未来に向けたコマース戦略を創造するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム。プラットフォーム自体の機能が充実しているだけでなく、他システムとも多数連携し、柔軟性や拡張性にも優れている。このほど、Narvar, Inc.が提供する商品購入後の顧客体験を改善するソリューション「Narvar」との連携を開始した。
多くのEC事業者において、「商品購入前」の売上げ・顧客体験向上施策として、「広告」「SNS」「Web接客」「レコメンド」などさまざまなソリューションを導入する傾向にある一方、「購入後」については注力することが少ない。また、注力したくとも、ソリューション自体が限られているという現状がある。
こうした現状に対して「Narvar」は、「購入後の体験」にこそ売上拡大・顧客体験向上の大きなチャンスが眠っていると考え、ECサイトにおける 「購入促進」「注文からお届けまでのお買物体験の向上」「お届け後のお客さまケア」を実現するサービスを提供。1500社以上の導入実績があり、日本でも有名シューズブランドや百貨店に導入されている。
主な機能として、購入転換率を改善する商品詳細ページへの「お届け予定日」表示、注文後のマーケティングを拡充する注文商品の「追跡ページ」、商品購入者のニーズに合わせた自由で簡単な「返品」プロセス（セルフ返品）の提供がある。
「お届け予定日」表示では、商品ページを閲覧している顧客の住所に応じて配送予定日を表示。配送予定日は、顧客の商品購入判断において、商品・金額と同程度に重要な要素であり、配達日が明示されることで商品の購入を決断する人が60％増加るといったデータもある。注文商品の「追跡ページ」では、商品の階層状況に応じたカスタマイズ、ブランディングデザインが可能だ。
「返品」プロセスの利用により、ECサイトを経由して商品を購入した人は、オンラインで簡単な手続きをするだけで商品の返品が可能になる。返品拠点として日本全国約5万箇所が利用可能で、スマートフォンに表示されるQRコードを使ったペーパーレスな返品などが行える。購入転換率のアップと返品対応のためのコスト削減を見込むことができる。
なお、今回の取り組みでは、「futureshop」を利用するEC事業者の「Navar」の活用を、いつも社がトータルでサポートする。フューチャーショップといつもが連携し、2社のECノウハウと「Navar」のソリューションとを融合させた総合的な取り組みの一環になる。
この取り組みにあたり、いつも アライアンスグループ グループマネージャー 石川雅人氏は、「この度の提携によりフューチャーショップ様の掲げる“最高のUX・UIでショップを変革する、これまでのECに、いままでにない『プラス』を。”の考えをさらに後押しするソリューションをフューチャーショップを利用される多くのショップオーナー様、消費者様にご提供できるようになることを大変うれしく思います」と話す。
「『Narvar』は“返品手続き”や“配送状況”というPost Purchase（購入後）の顧客体験に焦点をあてて、顧客体験を向上させる事が出来るソリューションです。これはアメリカを中心に海外では当たり前になりつつある体験ですが、これをSaaSとして日本でいち早く、フューチャーショップを利用されるショップに導入できるようになります。1万2000件を超えるEC支援実績をもついつもを通して「Narvar」を提供する事で、日本のECの購入体験の底上げを実現してまいります。フューチャーショップ様を利用する企業様の商材カテゴリーとの相性や親和性も非常に高く、多くのショップ様にご利用いただけることを楽しみにしております」とコメントした。
フューチャーショップは、今後もEC支援事業者とのパートナーシップを強化し、Eコマース事業の成長のためにEC事業者と伴走するとしている。
