ギフト物流大手のラオックス・ロジスティクスは10月25日、栃木県栃木市の自社物流センター(名称:東京物流センター)内に竣工した冷凍倉庫の稼働を開始した。冷凍・常温商品のセットアップや同梱発送、ギフト加工、一時保管ワンストップで冷凍倉庫の需要の高まりに対応する。
ラオックス・ロジスティクスは、冷凍食品の消費増加による冷凍倉庫の需要拡大を受けて、商品セットアップ・EC(BtoB、BtoC)物流に対応する新たなサービスとして、栃木県栃木市の自社物流センター(名称:東京物流センター)に冷凍専用の倉庫を開設した。
▲冷凍室内部これにより通常同時に扱うことのない常温製品と冷凍製品に対応。さらに冷凍保管した商品を出荷時に解凍し、常温商品とセットして発送する等、保管から出荷までのきめ細かなオペレーションにワンストップで対応できる。
▲冷凍室内部ラオックス・ロジスティクスは、ギフト販売大手シャディの物流会社としてスタートしたが、現在はラオックスグループ全体の物流の他、グループ外の顧客の物流も担っており、グループ外の物流を担う同社が冷凍倉庫を自社保有することは、ギフト業界では例を見ない新たなニーズに対応した試みとしている。
今後は、物流機能の更なる強化、運送コストの削減、新商品販売のリードタイムの短縮など、物流手配の効率化の実現を図る。さらに自社の強みであるギフト加工、セットアップの提案ができる物流倉庫として、冷凍ギフト商品の取り扱いのみならず、冷凍倉庫の利用が欠かせない食品メーカー向けのセットアップ業務など、新たな業務を受託していく。
同倉庫は、東北道「佐野IC」から約10分の立地で、物流施設として都心をはじめ関東圏へ高い交通利便性を有しており、品質・鮮度の維持や管理はもちろん、小ロット発送、常設やシーズン限定の一時保管などの企業が利用しやすいサービスを提供して、顧客の多様なニーズに対応する利便性向上を図るとしている。
引き続き、ギフト物流のノウハウを最大限に活用し、高品質できめ細やかな物流サービスの提供を目指す考えを示した。