2023.10.24

小売・リユース業専門クラウドPOS「ReCORE」、BeeCruiseと業務提携 越境ECの出品支援を11月開始

小売・リユース業専門クラウドPOS「ReCORE(リコア)」の展開を中心に、小売リユース業界のDXを支援するNOVASTO(ノヴァスト)はこのほど、越境EC、およびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruisと業務提携し、越境EC出品への対応を11月1日より開始する。「ReCORE」ユーザーの越境ECの課題解決をサポートするとともに、越境ECを利用した販路拡大を支援する。

NOVASTOは、小売・リユース業専門クラウドPOS「ReCORE」、フリマ/EC一元管理システム「セルモア」など展開し、小売り業界のDXを支援している。

このほど、越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruiseと業務提携した。BeeCruiseは、海外向け購入サポートサービス「Buyee」を運営するBEENOSグループにおいて、主に既存事業の成長を加速化させるための取り組みと、新規事業の開発を行っている。

本業務提携により、「ReCORE」はBeeCruiseが連携し、越境EC出品への対応を11月より開始する。これにより「ReCORE」ユーザー(リユース店、小売店)は、POSレジシステムを使い、自社ECサイトやモール(ヤフオク、楽天市場、Amazonなど)と同様の手順で専用サイトに商品を出品するだけで、「BEENOS」の提供する「Shopee」「eBay」の2種の越境ECモールへの連携出品が可能となる。


▲サービス内容

出品された商品が越境ECモールで購入された場合、「ReCORE」ユーザーに代わりBeeCruiseが購入手続きを担う、そこで発生する購入者との他言語でのやり取りにも対応する。購入された商品の発送についても、直接海外に発送する必要はなく、BEENOSの倉庫に送付するだけでよいため、店舗スタッフの手間を軽減できる。これらの仕組みにより、従来の越境ECにおけるリスクやデメリットを回避できる点が、今回の連携における最大のメリットとなる。

インターネット上で海外顧客向けに商品を販売する、いわゆる越境ECの市場規模は年々世界規模で拡大しており、2026年には8兆USドル(約1146兆円)に達すると予想されている。一方で、越境ECでは為替の問題で価格の安定性や、出品時の原稿作成や購入後の顧客とのやり取りなどで発生する言語面の問題、商品の発送や返送時に発生する物流面での問題など課題も多く、参入へのハードルが高かった。

今回の「ReCORE」とBeeCruiseとの提携により、これらの課題が解決できるサービスの提供を可能にした。「ReCORE」では、単に売上や商品在庫の管理だけでなく、「売上を伸ばす」というビジョンの実現を目指しており、その1つの施策としてリユース・小売店の越境ECを利用した販路拡大をサポートしていく考えを示した。





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