2023.10.13

アダストリア、フリマサービス「ドットシィ」提供開始 スタッフの愛用品が買える

「Play fashion!」をミッションに掲げ、“グッドコミュニティ共創カンパニー”を目指すアダストリアは10月11日、グループのブランドスタッフ・ショップスタッフの愛用品が買えるフリマサービス「ドットシィ」の提供を開始した。アダストリアグループのスタッフと、公式Webストア「 .st(ドットエスティ)」の会員をつなぎ、欲しいもの、好きなものに気軽に出会える使いやすくて安心なフリマサービスを提供する。

アダストリアは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、グループで30を超えるブランドを国内外で約1400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーン。

このほど、アダストリアグループのブランドスタッフ・ショップスタッフが出品者となり、顧客が自分のお気に入りスタッフから直接購入できるフリマサービス「ドットシィ」の提供を開始した。ファッションブランド企業としては、初のフリマサービスとなる。アダストリアグループの公式Webストア「.st」と会員情報を連携し、アダストリアグループのスタッフと「.st」会員だけのプラットフォームとして、「.st」会員が“推し”スタッフのファッションをサステナブルに楽しめる、新たな顧客体験を提案する。

「ドットシィ」では、4000人以上のスタッフが自身のスタイリングやライフスタイルを投稿する「.st」内のコンテンツ「STAFF BOARD」のフォロー情報を連携。好みや体形が似たスタッフや、普段からスタイリングを参考にしているスタッフのフリマで購入できるという特徴を備える。



ファッションのプロであるスタッフがタグ付けして出品しており、オフィス、女子会などの着用シーンから商品の検索が可能なほか、スタッフによるフリマのため、「.st」で買い逃した商品や過去の人気商品など、すでに完売した商品が手に入るチャンスもある。「.st」で貯めた「ドットエスティポイント」を使っての購入もできる。



ファッションとしての古着人気やサステナビリティへの関心の高まりとともに、リユース・リサイクルに取り組む生活者が増加。成長を続けるUSED品市場には、多数のフリマサービスが存在している。その一方で、「情報が多すぎて、自分に合うものや好きなものが見つからない」「顔の分からない相手との取引は不安」といった悩みや、「好きな人が買ったものやライフスタイルを真似したい」といったニーズが生まれている。

また、アダストリアグループでは働くブランドスタッフ・ショップスタッフからも、クローゼットに眠る洋服や、思い入れのある洋服をフリマサービスで売りたいが、「たくさんの出品に埋もれてしまいなかなか売れない」「価格交渉や個人でのやり取りが不安」といった声があがっていた。

こうした状況を受け、アダストリアグループのスタッフと「.st」会員だけのプラットフォームとして、普段からお気に入りのファッションを楽しんでいる個人同士をつなげ、欲しいもの・好きなものに気軽に出会える、使いやすくて安心なフリマサービスとして、「ドットシィ」の提供に至ったとしている。

アダストリアグループ初のリユース事業として、まずは自社アパレル商品から取り扱いをスタートした。将来的には、顧客も出品者として参加できるサービスを目指し、ファッション業界全体のサーキュラーエコノミー実現に寄与する“グッドコミュニティ”を顧客とともに創出していく考えを示した。




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