2023.09.14

消費者委員会、第8次消費者委員会が発足 「生成AI」などにも先手で対応

消費者委員会は9月1日、第8次消費者委員会委員を発表した。弁護士の黒木和彰委員と、慶応義塾大学教授の星野崇宏委員が再任。他の8人の委員は、新たに選出された。第8次委員会でも引き続き、オンラインと対面を併用し、会議を開催。消費者委員会の活動や成果などの認知を拡大していく方針だとしている。
 
消費者委員会は、当面の主要課題として、デジタル取引に関わる消費者問題を挙げた。
 
2022年5月に施行された「取引デジタルプラットフォーム消費者保護法」の施行後の状況を注視するとともに、附帯決議で指摘された「CtoC取引への対応」「SNSを利用して行われる取引における消費者被害の実態把握」などへの対応状況についても、フォローアップする必要があるとしている。
 
デジタル化の進展による新たな課題としては、「生成AI」「メタバース」などへの対応を挙げており、先手先手で対応することが重要であるとしている。
 
第8次消費者委員会で新たに選出されたのは、奈良県立医科大学教授の今村知明氏、法政大学教授の大澤彩氏、東京家政学院大学教授の小野由美子氏、(公社)全国消費生活相談員協会の柿沼由佳氏、慶応義塾大学大学院教授の鹿野菜穂子氏、アクチュアリ代表の中田華寿子氏、京都大学教授の原田大樹氏、慶応義塾大学大学院教授の山本龍彦氏となっている。







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