2023.09.14

Amazon、「アマゾンアカデミー」開催 中小企業のイノベーションがテーマ

「アマゾンアカデミー」の様子(公式サイトより)

Amazonは9月8日、「多様性が加速させる中小企業のイノベーション」をテーマに、第9回AmazonAcademy(アマゾンアカデミー)を開催した。経済産業省の相馬知子氏による基調講演のほか、ビジネスを拡大している中小企業3社の代表者によるパネルディスカッションなどが行われた。

冒頭では、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長が「中小企業は日本経済を支え、発展をけん引する重要な役割を果たしている。アマゾンアカデミーが中小企業の皆さまにとって、変革を起こすヒントになることを願っている」とコメントした。

経済産業省経済産業政策局経済社会政策室長の相馬知子氏は、「イノベーション視点で多様性を考える」をテーマとした講演を実施。「ダイバーシティ経営」の推進が、ビジネスの成長やイノベーションの創出に寄与するとの見解を述べた。

一橋大学大学院経営管理研究科客員教授の名和高司氏は、「中小企業にこそ必要なパーパス経営(企業の存在意義に基軸を置いた経営理念)」について講演を行った。

パーパスは単なるスローガンではなく、方向性を示す指針であり、異なるバックグラウンドや視点を持つ人々が同じ方向に向かうことにより、斬新なアイデアが集まり、無限の創造性が生まれると説明した。

パネルディスカッションは、MCを務めたフリーアナウンサーの中井美穂氏と、創通メディカルの薛明鶴社長、西山酒造場の取締役女将である西山桃子氏、ヘラルボニーの松田崇弥社長で行われた。
 
パーパスに基づく企業文化を育む意義や、多様性を尊重するビジネスが産業や社会にもたらす変化、ECの役割や可能性などについてのディスカッションが行われた。






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