2023.07.22

「Zoff」、ECサイトの提案力で差別化 コラボやブランド発信でファン獲得へ

EC事業部部長 井戸喜貴氏

眼鏡ブランド「Zoff(ゾフ)」を展開するインターメスティックは、デザイン性やライフスタイル提案などのブランディングで差別化を図っている。コラボレーション企画ごとに特設ページを開設したり、ブランドの情報をSNSやECサイトで発信するスタッフインフルエンサーの取り組みを強化したりすることで、ECサイト上で顧客が自分に合うデザインを選べるよう工夫を重ねている。

「オフィスも掃除して常にきれいに整えておくなど、ブランドの根底に『審美眼』を感じている。サイトでも『Zoff』らしさを表現したい」(EC事業部部長 井戸喜貴氏)と語る。

同社では月2回、新商品を出している。品数が多いため、フレームの形や色などで分かりやすく分類し、見やすいサイト作りにこだわっている。


▲「うたの☆プリンスさまっ♪」と6年ぶりのコラボレーションを展開中

スマホ上で自分に合う眼鏡を見つけることができる「バーチャルフィッティング」機能は、需要が伸びているという。

「『眼鏡が似合わない』という方も多いが、『似合う眼鏡が絶対にある』と提案したい」(同)と語る。

スタッフインフルエンサーによるスナップ写真は、ファッションやメークと合わせた眼鏡の掛け方を紹介し、着用イメージをよりリアルに提案している。


▲CMにはメジャーリーガーのラーズ・ヌートバー選手を起用

2022年6月には、EC向けの物流拠点をリニューアルした。度付きレンズの在庫を確保し、眼鏡の加工体制を整え、バックヤードの効率化を実現した。

「眼鏡という商品で差別化するのは難しい。コラボレーション企画や広告などでブランドを表現することでファンの心をつかんでいきたい」(同)と語った。







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