経済産業省、警察庁と連携強化 クレカ情報漏えい対策を推進

経済産業省と警察庁は6月30日、サイバー攻撃によるクレジットカード情報の漏えい対策推進に関する覚書を締結した。両省庁が協力することで、情報漏えいの未然防止を推進する。
　
今回の覚書の締結により、情報漏えいが発生した際は、両省庁が情報の提供や被害実態の把握、攻撃手口の分析で連携しやすくする。攻撃手口や重大なぜい弱性に関する情報の共有、注意喚起でも連携するという。
　
ほかにも被害企業からの警察に対する通報や相談の促進に関する周知についても取り組む考えだ。
　
締結の背景には、サイバー攻撃により、ECサイトからクレジットカード情報が漏えいする被害が増えている状況があるという。
　
覚書の有効期間は、6月30日から来年3月31日までとしている。両省庁から申し出がない場合は、さらに1年間延長する。