2023.07.05

「Amazonプライム」加入率は44% 最も活用する特典は「プライム・ビデオ」、配送料無料よりも高利用率

ナイルはこのほど、オンラインショッピング情報を提供する「Appliv TOPICS」において、「Amazonプライム」に関するアンケートを実施し、その結果を公開した。20代は過半数が「Amazonプライム」に加入しており、最も活用する特典は「プライム・ビデオ」であることなどがわかった。

ナイルは、Amazonや楽天などのオンラインショッピングに関する情報を多数提供する「Appliv TOPICS」を運営している。2023年6月8日~6月15日の期間、20~69歳男女1641人を対象に「Amazonプライム」に関するアンケートを実施した。「Amazonプライム」は、配送料無料、「プライム・ビデオ」が見放題など豊富な特典が得られるAmazonの有料会員サービス。

「Amazonプライム」の加入状況をたずねた問いでは、「現在加入している」が44.19%でもっとも多く、「過去に加入していた」が11.94%、「加入していない」が40.46%だった。

加入状況を年代別に見ると、若い世代ほど「Amazonプライム」の利用率が高く、もっとも高い20代は「現在加入している」が55.15%と過半数を超えた。



「Amazonプライム」に「現在加入している」と回答した730名に、加入した時期をたずねたところ、「5年より前」と回答した人が最も多く30.41%だった。「3年以内」は23.97%、「1週間以内」から「1年以内」と回答した人の合計は23.98%だった。



同じく「現在加入している」と回答した人に、日常的に利用しているプライム特典たずねた問いでは、「プライム・ビデオ」の回答が83.84%ともっとも多く、次いで「配送料無料・配送特典」が75.62%だった。この2つが他を大きく引き離して高く、音楽聴き放題の「Amazon Music Prime」は28.49%、専門チャンネルで動画を楽しめる「Prime Video チャンネル」は21.10%、プライム会員限定の「先行タイムセール」は16.16%など、その他の特典の利用率は3割以下という結果となった。



各プライム特典の利用率を年齢別に見ると、「プライム・ビデオ」はどの年代も80%台で近い数字となった。一方、「配送料無料・配送特典」の利用率は、60代が90.60%ともっとも高く、下の年代では80%以下となっている。特に20代では62.64%にとどまっており、若い世代はAmazonをショッピングサービスとしてではなく、動画配信サービスをメインに利用することの方が多いようだとしている。



フォトストレージ「Amazon Photos」や、書籍読み放題「Prime Reading」などを含む「その他特典」の利用率は、50代以上で低下していることもわかった。これに対し、40代以下のユーザーは「Amazonプライム」の多様な特典を効果的に活用している傾向が見られた。

さらに「Amazonプライム」の利用者に「Amazonプライムを活用できていると思うか」をたずねたところ、「どちらかと言うと活用している」(45.34%)の回答がもっとも多く、「とても活用している」(31.10%)と合わせると、76.44%が「Amazonプライム」を活用できていると感じていることがわかった。



年代別で見ると、「とても活用している」の割合は20代がもっとも高く47.25%。年代が上がるごとに下がっていき、60代は12.82%に留まった。一方で、「どちらかと言うと活用している」の割合は60代が最も高く59.83%だった。「とても活用している」「どちらかと言うと活用している」の合計がもっとも低いのは、50代という結果となった。




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