2022.10.21

ナビプラスとハックルベリー、日本語検索に最適化したShopifyアプリ「NaviPlusサーチ」を提供

デジタルガレージの子会社で、EC向けマーケティングソリューションを提供するナビプラスは10月20日、Shopifyアプリの企画・開発・提供を行うハックルベリーとの共同開発を通じ、日本語検索に最適化したShopifyアプリ「NaviPlusサーチ」の提供を開始した。これによりShopifyでECサイトを運営する事業者は、日本語に最適化した高精度なサイト内検索機能をShopifyサイトに簡単に実装できる。検索機能が日本語向けに最適化されていないというShopifyの課題を解決し、事業者の利便性向上、売上向上を支援する。

ナビプラスの展開する「NaviPlus シリーズ」は、「レコメンド」「サイト内検索」「レビュー」「リタゲメール」の各エンジンで構成される統合型のマーケティングソリューション。「サイト内検索」を担う「NaviPlusサーチ」は、ユーザが求めている商品やサービスを見つけやすくする高機能・多機能なサイト内検索サービスで、250サイト超の導入実績を持つ。

ナビプラスはこのほど、Shopifyアプリの企画・開発・提供するハックルベリーとの共同開発を通じ、「Shopify app store」におけるShopify アプリ「NaviPlusサーチ」の提供を開始した。これによりShopifyでECサイトを運営する事業者は、高度なサイト内検索エンジンを簡単な設定のみで導入可能となった。

「NaviPlusサーチ」は、キーワードごとに最適化された検索結果の表示や、文字入力をサポートするサジェスト機能などを備えており、ユーザーは目的の商品に素早くたどり着くことができる。ひらがな/カタカナなどの表記ゆれににも対応しており、「かばん」「バッグ」など同じ意味を持つ複数のキーワードを類義語として登録することも可能だ。ユーザーが求める商品にたどり着きやすくすることで、「離脱率の低下」「商品ページ到達率」「売上の向上」を支援する。



14日間の無料体験が可能となっており、利用料金は、500SKUまでの「STARTER」が50ドル/月、1000SKUまでの「BASIC」が100ドル/月、5000SKUまでの「ADVANCED」が300ドル/月、10000SKUまでの「PROFESSIONALR」が500ドル/月。

年々成長してきた国内の物販領域におけるBtoC-EC市場規模は、コロナ禍に伴うEC需要の拡大を受け、2021年には約13.3兆円と大幅に拡大した。Shopifyにおいても、日本国内の新規出店数が前年比228%増、流通総額が前年比323%増と大きく伸長している。ECサイトでの売上拡大を図るには、ユーザビリティ向上として、消費者が求める商品にスムーズにたどり着く検索機能の提供も重要な要素のひとつだが、海外発のマルチチャネルコマースプラットフォームであるShopifyは、検索機能が日本語向けに最適化されておらず、多数の商品を扱う事業者では課題の1つとなっていた。

ナビプラスとハックルベリーは、この課題を解決するため、日本語に最適化した検索エンジンとしてShopify アプリ「NaviPlus サーチ」の提供に至ったとしている。今後もShopifyアプリ「NaviPlus サーチ」の機能拡充をはじめとし、技術連携を図ることで、EC事業者の利便性向上、売上向上に貢献していく考えを示した。

また、ナビプラスは、「NaviPlus サーチ」の他、レコメンドサービスやレビュー管理サービスなども展開しており、Shopifyを利用するEC事業者の集客支援として、これらのマーケティングソリューションのShopify アプリ対応も検討していくとしている。

ライフスタイルや産業構造が大きく変化する中、ECや小売事業者はこれらの変化に対応した購買体験を消費者に提供する必要がある。デジタルガレージグループは、決済とデータを融合したグループ戦略「DG フィンテックシフト」を掲げ、集客・マーケティングからキャッシュレス決済をはじめとしたフィンテックサービスまで、グループが持つ多様なソリューションを⼀元提供することで、EC事業者の統合的なDX 化や事業成長を支援する考えを示した。





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