ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムはこのほど、「北欧、暮らしの道具店」の企業向けマーケティング支援プログラム「BRAND SOLUTION（ブランドソリューション）」において実施した、nijito社のシャンプー「haru kurokami スカルプ」 とのコラボレーションの結果を公開した。
3年間で18本のコラボ記事を作成し、商品ページへの最高誘導率（CTR）21.2％を達成するなどの成果を得た。さらなるブランド価値拡大を狙い、2022年10月18日には、YouTube「北欧、暮らしの道具店」公式チャンネルにてコラボ動画の配信も開始した。
クラシコムの運営する「北欧、暮らしの道具店」は、「フィットする暮らし、つくろう。」をミッションに、北欧を中心とした様々な国の雑貨を販売しながら、Web記事、音声メディア、ドキュメンタリーやドラマなどを独自の世界観（ライフカルチャー）で発信するライフカルチャープラットフォーム。
2015年に開始した企業向けマーケティング支援プログラム「BRAND SOLUTION」では、企業の持つ商品ブランドの価値と「北欧、暮らしの道具店」の世界観や編集ノウハウを掛け合わせ、「読んで面白い」記事、「見ていて心地よい」動画、コラボドラマの制作、ポッドキャストコラボ、商品の同梱など様々な取り組みを通じて、企業のマーケティング支援を提供しており、ナショナルクライアントを中心にこれまで100以上の企業との取り組みを行ってきた。
このほど、「BRAND SOLUTION」における、nijito社のブランド「haru（ハル）」のシャンプー「haru kurokami スカルプ」とのコラボレーションの結果を公開した。
▲記事コンテンツ実例：2022年3月3日公開「【続けたいヘアケア】愛用歴2年。シャンプー迷子の末にたどり着いた「わたしの味方」になる1本」「haru kurokami スカルプ」は、100％天然由来の素材のオールインワンシャンプー。それまでインターネット広告を中心に商品販売を拡大してきたが、よりブランドの本来の価値を伝えるために、2019年から「BRAND SOLUTION」を導入した。
商品の認知拡大・購入意向者の拡大を目指して実施した本コラボレーションでは、「北欧、暮らしの道具店」の顧客は、「毎日忙しくて自分のケアに手間をかけられない方に、無理なく続けられる質のいいアイテムを届けたい」という「haru」の想いに共感するのではないか、という仮説のもと、認知拡大を目的としたコミュニケーションを設計。家事や育児などで自分をケアする時間を確保できない人たちが、「kurokami スカルプ」を使うことで時間に余裕を持てるようになり、ヘアケアの時間がポジティブなものに変わる、そんな「haru」がもたらす体験価値と、その裏付けを伝えるために、実際に利用している顧客の自宅での取材や、商品担当者へのインタビューをコンテンツ化し、2019年9月～2022年9月の期間中に18本の記事コンテンツを「北欧、暮らしの道具店」にて公開した。
初回記事において、「北欧、暮らしの道具店」から「haru」の商品ページへの誘導率（CTR） 21.2％を達成したほか、コラボ記事の読者を対象としたアンケートでは、1000件を超える回答のうち、98％の読者が「haruを利用したい」と回答した。その好評を受け取り組みを継続し、18本の記事を出すことで、nijito実施の顧客調査では「北欧、暮らしの道具店」経由での認知が年々増加するなど、認知度の向上につながった。
コラボ記事での「haru」の認知向上を受け、2022年6月には「haru」の9周年を記念した「北欧、暮らしの道具店」とのコラボレーションシャンプー「kurokamiスカルプ Trip（トリップ）」（4400円/税込）を発売した。「haru kurokami スカルプ」に、夏特有の悩みをケアできる3種の洗浄成分と5種のニオイケア成分をプラスしたオリジナルの配合を採用し、「Trip（旅）」をテーマに、旅するときに感じる解放感を味わえるような清涼感のある使い心地を実現した。「北欧、暮らしの道具店」が担当したボトルデザインは「旅」をイメージした3種類がラインアップした。
「北欧、暮らしの道具店」において、2022年6月6日～7月5日の4週間販売を行なった結果、売上本数は目標を大きく超える想定の3.4倍（341％）を達成。「haru」公式サイトにおいても、3種類全てをまとめて購入する顧客が続出するなど順調に販売されている。
クラシコムは、コラボシャンプー販売の成功要因として、「北欧、暮らしの道具店」のコラボ記事により、販売開始前に「haru」に関心の高い顧客を増やし、その同じサイト上で販売を行なった点、「北欧、暮らしの道具店」の顧客が好むデザインボトルで購入意欲を高められた点、販売開始時にコラボ記事、メールマガジン、LINE、Instagramといった様々なタッチポイントで広く告知したことで集客に成功した点を挙げた。
「haru」のシャンプーの認知向上、販売の成功を受け、2022年8月からは、「シャンプーがメインのブランド」から「女性の生活全般にゆとりをもたらすライフケアブランド」という認識に変容させ、「haru」に対する信頼・愛着を醸成することを目的としたコラボ記事・動画の企画を開始した。
「家しごとの中に忍ばせる 小さな幸せ」をテーマに、食器用洗剤「スマイルソープ」や、お掃除洗剤「ザ・ライフクリーナー」といったヘアケアではない商品がもたらす心地よい暮らしの様子の紹介を約4分のコラボムービーにまとめ、2022年10月18日に「北欧、暮らしの道具店」公式YouTubeチャンネルにて配信を開始した。
▲haru×北欧、暮らしの道具店 BRAND SOLUTION取り組み4年目を迎えた本取り組みについて、nijito マーケティング統括本部 コミュニケーション開発部 アシスタントマネージャー 川崎真生氏は、「弊社が行なっているお客さまへの認知度調査では『北欧、暮らしの道具店』をきっかけに『haru』を知った方が、毎年着実に増えており、成果を実感しております。記事によって拡がった認知を生かし、2022年は、コラボシャンプーやコラボムービーなど、ブランドの価値をさらに高めるための取り組みに至りました。6月に発売したコラボシャンプーも、おかげさまで大反響をいただいております。『北欧のデザインがかわいい』『ひんやりしていて暑い夏にぴったり』など、お客さまからの喜びの声も多くいただきました。歴代の製品の中でも、最も多く製造しましたが、販売開始から着々と売れており、お客さまの熱量を感じております」とコメントした。
