2022.07.29

ネットプロテクションズ、「NP後払い」に電子バーコード請求機能を実装 コンビニ収納代行費用の値上げ負担を軽減

ネットプロテクションズはこのほど、後払い決済サービス「NP後払い」において、9月1日の電子バーコード請求機能の実装に先がけ、申し込み受付を開始した。紙の請求書の発行が不要となる「電子バーコード請求機能」により、EC・通販事業者のコスト軽減、購入者の利便性の向上を図る。

ネットプロテクションズの提供する「NP後払い」は、BtoC取引のECを対象にしたBNPL決済サービス。9月1日より、購入者のスマートフォンなどにバーコードへアクセス可能なURLが記載されたメールを配信し、購入者がコンビニのレジでバーコードを提示して代金を支払うことができる「電子バーコード請求機能」を実装する。



この機能を活用することによりEC・通販事業者は、紙の請求書(封書)と比べて、請求書の発行費用を約25%(55円)削減することができる。さらに、利便性の高い電子バーコード請求の導入によるユーザビリティの向上、ペーパーレスの促進による地球環境の保全への貢献などのメリットが得られる。



一方、購入者は、スマホがあればいつでもコンビニで支払いでき、請求書を持ち歩く煩わしさから開放される。請求書の紛失による支払い忘れや支払い遅れのリスクを軽減できるといったメリットがある。

さらに商品が届いた後に届いたメールからバーコードを表示するだけで支払いができるため、会員登録やアプリは不要。シンプルなわかりやすさもメリットの1つとなっている。

ネットプロテクションズは、9月1日の「電子バーコード請求機能」実装に先がけ、7月28日より申込の受付を開始した。今後は「NP後払い」を契約すると、紙の請求書と並列で電子バーコード請求を選択できる。なお、「NP後払い」をすでに導入している加盟店であれば、追加の開発やオプション費用などは必要ない。

消費者にとって、銀行、郵便局と並ぶ決済スポットとして認識されつつあるコンビニエンスストアだが、近年の人手不足や人件費高騰などの負担増加により、コンビニ各社は足並みを揃え、この秋に収納代行手数料の値上げを実施。コンビニ後払い決済を導入しているEC・通販事業者にとっては大きなコスト増加となり、その影響が懸念されている。

こうした状況を受け、後払い決済サービスのリーディングカンパニーとして常に社会情勢や市場ニーズの変化に対応できる決済サービスの提供を目指しているネットプロテクションズは、EC・通販事業者の負担軽減、購入者の利便性向上につながる「電子バーコード請求機能」の実装に至ったとしている。



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