卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーンコマースは7月6日、JTBと顧客紹介におけるビジネスマッチング契約を締結しした。これによりJTBは、「スーパーデリバリー」とその越境版「SD export」を越境ECによる取引先を求めるJTBの法人顧客に紹介する。JTB顧客企業の販路拡大をサポートし、「スーパーデリバリー」「SD export」の認知向上を図る。
ラクーンコマースの「スーパーデリバリー」は国内メーカーと小売店・サービス業などの事業者が取引できる卸・仕入れサイト。出展企業数は3000社以上におよび、約140万点の商品の中から仕入れや店舗で使用する備品・什器・販促物などの購入が可能。取引はすべてWeb上で完結する。
2015年には、「スーパーデリバリー」の越境EC版として「SD export」の提供を開始した。輸出作業や手続き、代金回収はすべて「SD export」が代行するため、出展企業は国内販売方法と変わらない作業で手間やリスクなく海外への販売を行うことができ、国内外へ販路拡大できるツールとして活用されている。
このほどラクーンコマースとJTBは、ビジネスマッチング契約を締結した。これによりJTBは、海外販路開拓の支援事業を推進しているJTB大阪第三事業部を窓口として、販路開拓を希望する顧客企業に「スーパーデリバリー」および「SD export」を紹介する。
JTBの顧客企業のサポートを主とした契約となるが、ラクーンコマースにとっても「スーパーデリバリー」「SD export」の認知向上およびサービスの利用拡大につながるとし、今後も連携を強化しながら、中小事業者の営業活動の一助となるようサービスの提供を進めていく考えを示した。
