2022.04.13

楽天、米・グローバルゲート社と協業 海外IPのリメイク権を獲得、コンテンツ開発を推進

楽天グループは4月13日、米国に拠点を置くグローバルゲートエンターテインメント(以下「グローバルゲート社」)と協業し、海外IP(知的財産権)を活用したコンテンツ開発を推進すると発表した。 ハリウッド映画をはじめとする海外IPのリメイク権を用いて、国内外でコンテンツを展開する。ユーザーの満足度向上のため、多様なエンターテインメント体験の提供を図る。

楽天グループは、米国に拠点を構えるグローバルゲート社と協業し、海外IP(知的財産権)を活用したコンテンツの開発および国内外における展開を行うと発表した。グローバルゲート社は、世界各国における製作・配給パートナーからなる独自のグローバル・コンソーシアムを持ち、コンテンツの製作および資金調達を行っている。

楽天グループはこの度、グローバルゲート社のグローバル・コンソーシアムに参画。今後同社を通じて、ハリウッド映画をはじめとする海外IPのリメイク権を獲得し、コンテンツ製作を推進していくとしている。製作したコンテンツは、「楽天エコシステム(経済圏)」の様々なサービスで活用するほか、国内外における展開を予定している。

今回の協業にあたり、楽天グループの常務執行役員 コミュニケーションズ&エナジーカンパニー シニアヴァイスプレジデントである安藤公二氏は、「今回のグローバルゲート社との協業を大変嬉しく思っています。今後は同社を通じて世界的に価値の高いIPのリメイク権を獲得し、日本の志高いクリエイターと共に世界に誇れる質の高いコンテンツの製作を行う予定です。また、完成したコンテンツは、楽天エコシステムを活用し、一人でも多くの人に向けて世界に発信していきたいと考えています。その製作過程で、日本のクリエイターが世界に挑戦する場や、様々なクリエイターと協働する場の創出につながっていくことに期待しています」と述べた。

グローバルゲート社の最高経営責任者兼共同創業者であるクリフォード・ワーバー氏は、「楽天は、Eコマース、モバイル、フィンテック、デジタルコンテンツ、コミュニケーション、ライフ&レジャー、スポーツ&エンターテインメントなど、数多くのサービスを利用する1億を超える会員を持ち、素晴らしいエコシステムを巧みに育んでいます。グローバルゲートは、楽天とパートナーとなることで、楽天が持つ優れたコンテンツや知的財産を強化し、ブランド力のあるメディアやエンターテインメントプラットフォームのグローバル化を支援できることを大変誇りに思います」とコメントした。

グローバルゲート社の取締役会長兼共同創業者であるウィリアム・ファイファー氏は、「楽天が、世界各国の製作・配給会社からなるコンソーシアムに参加することを大変誇りに思います。グローバルゲートとそのコンソーシアムパートナーは、楽天が製作するコンテンツの海外展開に期待しています。楽天は広大なエコシステムにおいて、グローバルゲートを通じて獲得したIPのリメイク権からコンテンツを製作し、広告やEコマースなど幅広いマーケティング、プロモーションの領域で活用することができます。今回のパートナーシップにより、グローバルゲートを通じて獲得されるIPが楽天製作のコンテンツによりさらに活性化されると確信しています」とコメントした。

楽天グループは、今後もIPコンテンツが生み出す多様なエンターテインメント体験の提供を図り、国内外のユーザーに向けて満足度の高いサービス提供を実現していくとの考えを示した。



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