2021.10.07

ミルボン、美容室専売ヘアケアのECサイトが会員10万人を突破 想定上回るスピード、BtoBtoC型が好評

美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンは10月1日、美容室出店型の「BtoBtoC型」ECで、美容室専売ヘアケアアイテムが購入できるミルボン公式オンラインストア「milbon:iD(ミルボンアイディー)」の登録会員数が、10万人を突破したと発表した。2020年6月のローンチ以来、想定を上回るスピードで登録会員が増加しており、今後も美容室専売品の購入がしやすい環境を整え、美容室の売上向上に貢献を図るとしている。

「milbon:iD」は、美容室で対面カウンセリングを受けた顧客のみが利用できるオンラインショッピングサービス。美容室が「milbon:iD」というプラットフォーム上にオンラインストアを出店する「BtoBtoC型」ECで、利用者は美容室から発行される専用のQRコードを使って必要情報を登録することで、いつでも欲しいタイミングで「milbon:iD」から商品を購入できるようになる。「普段利用している美容室から購入する」という仕組みのため、美容室側で販売管理し、売上も美容室に計上される。顧客の購入履歴も全て各美容室で管理されており、美容室は次回来店時のアフターフォローにつなげることができる。また、顧客に対しては、オンラインによる診断を受けることで、髪の状態に合ったヘアケア情報を閲覧できる機能も備える。

美容室専売品であるミルボン商品の購入に対して、かねてより利用者から「美容室訪問と商品が切れるタイミングが合わない」といった悩みの声が寄せられていたという。「milbon:iD」は、この「美容室に行かないと買えない」という購入者のストレスを取り除き、リピート購入を促進する。一方、美容室は、在庫負荷や管理コスト等オンライン販売に係る負担を抑えながら自店の売上を伸ばすことが可能となり、コロナ禍における売上増加にも活用されている。

このほど、2021年9月時点での登録会員数10万人突破を発表し、その特徴が購入者と美容室の双方から評価され、年初の計画であった「2021年末に登録会員数6万人」という数字を大きく上回る伸長となったとしている。



近年の美容室を取り巻く市場環境は、「客数の減少」「人材不足」といった課題を抱えている。ミルボンでは、美容室・美容市場の成長には、美容室というリアルのビジネスがデジタルの力を使うことで、いかに生産性を向上させ、顧客に更なる価値を提供できるかが非常に重要であると考え、DX戦略を推進している。

今後も引き続き「milbon:iD」の普及に努めるとともに、取り扱いアイテムの拡大をはじめ、美容室とその顧客を繋ぐプラットフォームとして、利用者にも美容室にも便利な機能の更なる拡充を進めていくとしている。



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