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2021.06.17

エシカル・スピリッツ、1.4億円の資金調達発表 エシカルな酒を販売

「日本ネット経済新聞」記者 永井愛理 ショップニュース

酒粕を再利用したジンなど、サステイナブルな酒類をECなどで販売しているエシカル・スピリッツは6月16日、スタートアップへの出資事業などを展開するBeyond Next Venturesから、1億4000万円超の第三者割当増資を受けたことを発表した。今回調達した資金は、新たな再生型蒸留所の建設と、海外販路の拡大に投資する予定だという。
　
エシカル・スピリッツでは、日本酒を生産する工程で発生し、本来は廃棄されてしまう素材であった「酒粕」を再蒸留し、クラフトジンなどを製造している。製造に当たっては、酒蔵と連携している。
　
今回の資金調達によって、最新型の設備を導入する。より多くの酒蔵との連携が可能なるという。同社では、これにより、さらなる製造量の増加を見込んでいる。
　
エシカル・スピリッツでは6月10日、国立森林総合研究所が開発した”木のお酒”を製品化・販売するプロジェクトを立ち上げると発表した。千葉県には同プロジェクト専用の設備を導入した施設「木の酒の蒸溜所」を立ち上げるべく準備を進めているという。

2021年中には、ジンやスピリッツの大きな市場である英国での拠点開設を目指すという。英国を拠点にドイツやスペインなどへの進出も視野に入れているとしている。

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