2020.10.21

楽天と楽天野球団、仙台市と包括連携協定を締結 スポーツを通じた地域振興などで連携

楽天と楽天野球団は10月20日、仙台市とデジタル技術やスポーツを通じて仙台市の活性化を図るための包括連携協定を締結した。楽天が宮城県内で包括連携協定を締結するのは今回が初めてとなり、同社の持つ経験を生かし、仙台市の地域社会のさらなる発展に寄与するとしている。

今回の包括連携協定により、楽天、楽天野球団と仙台市は、国内外の交流人口の拡大やスポーツを通じた地域振興、持続可能でしなやかな都市環境づくり、地域産業の振興、子どもたちがすこやかに育つまちづくり、地域創生および地域社会の活性化の6項目において連携。楽天グループが持つEコマースやデジタルマーケティングに関わるテクノロジー、仙台市を含む宮城県および東北を拠点に活動するプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」のファンとのつながりなどを活用して、仙台市のさらなる活性化を図るとしている。

具体的には、Webやソーシャルメディアを活用した仙台市の観光プロモーションの実施のほか、「楽天イーグルス」と連携した仙台市内の商店街の賑わい創出や仙台市が開催するスポーツイベントへの支援。「楽天生命パーク宮城」への再生可能エネルギーの発電設備の設置と利活用の推進、仙台市主催の防災に関するイベントへの参加検討、「SENDAI X-TECH Accelerator」の支援拡充などに共同で取り組んでいくという。

楽天は、2004年に仙台支社を開設するとともに、「楽天イーグルス」の運営に参画し、市内事業者の支援やスポーツを通じた地域振興に取り組んできた。2020年3月には、楽天カードが仙台市に仙台コンタクトセンターを設立している。「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」ことを企業理念に掲げる同社は、日本各地の地方自治体と様々な連携を実施しており、今回の協定は35自治体目となる。各地におけるこれまでの経験を生かし、仙台市の地域社会のさらなる発展に寄与していく考えを示した。

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