雑貨の企画販売を行う3carat（スリーカラット）は、「ちょっと便利なスキマ雑貨」をコンセプトにした商品展開が特徴だ。かばんの中にしまった鍵をすぐに見つけて取り出せる「バッグキークリップ」は、販売から約7年で累計100万個を突破するヒットになった。
「もう少しこうだったら」を解消する機能を備えた雑貨やアクセサリーを開発している。ビーズを使用しているのに髪に引っかかりにくいメガネチェーンや、一見ルーペに見えないデザインのルーペなどがある。
▲「おめかしルーペ」長時間着けていても、耳が痛くなりにくいイヤリング「Loop Fit」は、独自のバネ構造を採用した。20代や30代だけでなく、高齢女性にも評判がいい。
商品群のターゲットは20～50代。高齢女性に贈りたくなったり、自らも手にしたくなったりするデザインを目指している。
毎日使うものなので、癒やしを与えるようなデザインを心掛けている。動物や花をモチーフにした、リアル過ぎず、子どもっぽく見えないイラスト調のアイテムが多い。気に入ったものが見つけられるように、バリエーションは多い。デザインのテイストにファンが増えてきていると手応えを感じている。
ECサイトでは開発のこだわりを直接的に伝えたり、顧客の声を聞くことのできる場と捉えている。顧客の声は商品開発に生かされている。
今後は、ECサイト限定のキャンペーン企画も行いながら、ファンづくりを進めていく方針。「思いに共感してくれる人を増やしたい。贈り物を選ぶなら3caratと思ってもらえるサイトを目指していきたい」（開発部）と意気込む。
現在は、専門店や雑貨店への卸がメインの販路となる。ギフトに選びやすい価格設定やパッケージで、バイヤーからの評判が広がっているという。
