2024.10.11

サッポロドラッグストアー、ECとマーケットプレイスを同時構築 「Mirakl」のプラットフォーム採用

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ECマーケットプレイス構築のSaaSプラットフォームを提供するMiraklは10月11日、サッポロドラッグストアーにおいて、ECとマーケットプレイスの同時立ち上げを目的にMiraklのプラットフォームが採用されたと発表した。マーケットプレイスで新たな価値提供とビジネス機会の創出を目指す。

Miraklは、企業が自社ECを拡張し、マーケットプレイスを構築できるSaaSソリューションを提供している。Miraklのプラットフォームを活用することで、企業は「セラー」と呼ばれる販売協力会社(マーケットプレイス出店企業)と連携し、商品ラインナップや顧客体験を迅速に拡大できる。Mirakl独自の生成AI技術である「AMI(Artificial Mirakl Intelligence)」を活用することで、マーケットプレイスの運営を自動化し、運営者の業務効率の向上も可能となる。

このほど、サッポロドラッグストアーにおいて、ECとマーケットプレイスの同時立ち上げを目的に、Miraklのプラットフォームが採用された。

近年、ドラッグストア業界は高齢化や健康志向の高まり、コロナ禍によるオンライン需要の増加など、大きな変革期に直面しており、サッポロドラッグストアーは、オンラインとオフラインの融合を図り、地域に密着したサービスを提供しながら、幅広い商品ラインナップで顧客満足度を向上させ、持続可能な成長を目指している。

既存の「サツドラ公式アプリ」や北海道共通ポイントカード「EZOCA」を基盤として、幅広い層の顧客にサービスを届けながら、従来のドラッグストアチェーンの枠を超えて、デジタル時代に適応した革新的なビジネスモデルを構築している。

今回、デジタル時代の購買チャネルの中心である自社ECサイトを刷新し、ドラッグストア商品を仕入れ販売するだけでなく、北海道ならではの独自商品や地域事業者とのコラボレーションを推進するため、マーケットプレイスモデルの活用に至ったという。

マーケットプレイスの実現にあたっては、市場投入までの時間短縮と迅速な事業拡大を目的に、Miraklを選択した。さらに自社ECサイトとマーケットプレイスの立ち上げプロジェクトを同時進行することで、リソースの最適化と、顧客体験の手戻りリスクを最小限に抑えている。

サッポロドラッグストアーは、こうした取り組みにより従来のドラッグストアチェーンの枠を超え、デジタル時代に即した革新的なビジネスモデルを構築するとし、顧客1人ひとりのニーズに応え、オンラインと実店舗の強みを最大限に活かしたサービスを提供することで、持続可能な成長を実現し、地域社会により大きな価値を提供していく考えを示した。

今回の取り組みにあたり、サッポロドラッグストアー 代表取締役社長 富山浩樹氏は、「サッポロドラッグストアーは、Miraklの導入により、オンラインとオフラインの融合を通じた『地域コネクティッドビジネス』の実現を目指します。地域社会と共に成長し、持続可能なビジネスモデルの構築に向けて努力を続けます」とコメントした。

Mirakl 代表取締役社長 佐藤恭平氏は、「サッポロドラッグストアーは様の北海道に寄り添った地域密着型サービスと、徹底した顧客満足追求の姿勢には、北海道出身者として長らく敬意を抱いております。Miraklのプラットフォームをご活用いただき、サッポロドラッグストアーは様を中心に地域の企業やパートナーと連携して新たなビジネスチャンスを生み出すための基盤を構築できることを嬉しく思います。この取り組みが、サッポロドラッグストアーは様のさらなる成長に貢献できることを心より願っております」と述べた。

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