2024.08.28

【消費者から愛される要因は?】家電ECのストリーム、レンタルサービスを提供 支持される要因を探る

0

ストリーム 営業本部 物流部 レンタルグループ 鈴木幸雄副部長


家電ECのストリームが提供するレンタルサービス「Rentoco(レントコ)」が堅実に成長している。「Rentoco」は2020年4月にサービスの提供を開始した。現在では、個人・法人問わず多くの注文が集まっているという。「Rentoco」の成長の要因は、徹底したメンテナンスと他社では取り扱っていない商品ジャンル、確実な商品配送マネジメントなどが関係している。「Rentoco」の責任者でもある営業本部 物流部 レンタルグループの鈴木幸雄副部長に「Rentoco」の強みなどを聞いた。


レンタル特有の不安である「清掃」「綺麗」を徹底


「Rentoco」は家電ECのストリームが運営する家電のレンタルサービス。美容家電やコーヒーメーカー、ホームプロジェクターなど、注目の人気アイテムを気軽にレンタルすることができる。「Rentoco」という名前には、"まずはレンタルしとこ!"と、気軽にレンタルサービスを使ってもらいたいという思いが込められている。

サイトから申し込みするだけで、家電を届けてもらうことができ、往復の送料も発生しない。レンタルする際に「身分証明書」も必要なく、支払いも「アマゾンペイ」などにも対応している。レンタルの障壁を限りなく軽減したサービスとなっている。「Rentoco」はストリームが運営する自社サイト「ECカレント」の商品を発送する物流倉庫である、さいたま市岩槻区にある物流センターから配送する。  

レンタル商品は「清掃」「清潔感」が何よりも重要になる。「Rentoco」の清掃手順は非常に簡潔だ。顧客から返却された商品を一から確認し、スタッフが清掃場所において、行ったり戻ってきたりすることなく、流れるような清掃システムを構築している。

まず戻ってきた商品を確認し、顧客が返却し忘れた商品がないかを確認する。次に洗い場で返却品を清掃する。その後、商品によっては充電し、バッテリーの回復を待つ。次に商品をアルコール消毒する。アルコール消毒が完了したらより商品を清潔にできるオゾン殺菌庫に入れて除菌することで清潔さを保つ。最後に清掃漏れがないかをチェックリストで確認し、箱に詰める前の組み立ての様子を確認する。配送時の損傷を防ぐために緩衝材を入れたりして、配送準備が完了する。


▲清掃場所

商品の清掃もレンタル商品ゆえ徹底している。ただ表面を洗うのではなく、ネジを外したり、チューブを抜いて細かいところまでゴミが溜まっていないかを確認したりする。また、多様性の観点から女性スタッフの家事の経験も活かし、「どこの部分に清掃漏れが起きやすい」「どこの部分を綺麗にしておいてほしいか」が分かる。


▲細かく商品を清掃

「洗剤を付けて泡立てて、本当に細かく洗う。商品によっては、『え、ここまで分解していいの?』と思う状況まで綺麗に洗う。この人だから上手に洗えるというわけではなく、担当全員が同じクオリティーで綺麗に商品を洗える」(鈴木副部長)と話す。実際に働くスタッフも「洗い忘れがないよう徹底して細かく確認して清掃している」と話す。


▲内部まで徹底して商品を清掃

無料メルマガ会員登録   毎朝、最新ニュースやおすすめ記事を配信         

登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。
会員登録後にメルマガの配信を停止することもできます。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事