2024.05.31

【注目のCRMツール】ファブリカコミュニケーションズ 「アクションリンク」、必須の顧客分析を手軽に 新たに「ゴールデンパス分析」を追加

デジタルマーケティングのファブリカコミュニケーションズは6月、EC向けCRMプラットフォーム「アクションリンク」に搭載されている「鉄板レポート」機能について、新たに「ゴールデンパス分析」を追加した。同機能を活用すると、ECに必須の顧客分析機能を手軽に利用できるようになるという。

「鉄板レポート」機能とは、EC通販のリピート顧客の分析で必須となるレポートを、テンプレートで出力する機能だ。ECサイトの顧客の利用状況を簡単に可視化できるため、有効なリピート施策を検討するきっかけになるとしている。

今回新たに加わった「ゴールデンパス分析」では、「どのような購買パターンが最もLTVが高くなるか」を分岐図で可視化できる作りとなっている。 

「初回購入商品× リピート商品別のユニークユーザー数」や「LTV」「リピート率」「離脱率」など、リピート分析におけるKPIを1クリックで確認できる。

例えば、初回に商品Aを買った顧客に対し、「どの商品をクロスセル・アップセルすれば引き上がり安いのか」「その後のLTVが高くなるのか」を可視化できる。データに基づいたPDCAを迅速に進めることができるため、リピート売り上げを最大化することができるとしている。

ファブリカコミュニケーションズの中村隆嗣プロダクト責任者によると、MAツールやCRMツールの多くは、顧客分析を行うために、導入企業が自ら分析の仕様を定義したうえで、データの加工やシステムへの設定をする必要があるという。そのため、CRMを専門的に行うコンサルタントに委託せざるを得ないケースも少なくないという。

「鉄板レポート」機能では、複雑な設定を行うことなく、必要なリピート分析を手軽に行うことができるという。導入企業の担当者一人で顧客分析を十分実行できるため、忙しい担当者や分析ノウハウがない担当者でも、迅速にリピート状況における課題を可視化し改善を進めることができるとしている。

2023年は、メンズコスメD2Cの「バルクオム」や「KEYMEMORY(キーメモリー)」「職人醤油」といったECのアワードで受賞した企業も、「アクションリンク」を次々と導入したという。



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