2024.05.14

ちふれ化粧品、4サイト統合し4つの利便性向上 EC専用商品の開発も計画

ちふれ化粧品 EC・カタログ通信販売促進部 部長上野美佳氏(左)、吉澤聡史取締役(右)

化粧品メーカーのちふれ化粧品はこのほど、「ちふれオンラインショップ」など4つのECサイトを統合し、「My CHIFURE Online(マイちふれオンライン)」としてリニューアルした。ブランドをまたいだ買い回りのしやすさや、決済手段の増加など、4つの面で、顧客側の利便性が向上したとしている。同社では今後、EC専用商品の開発などを計画しており、ECの利用者数を伸ばしていきたい考えだ。

ちふれは、ドラッグストアなどの店頭販売を主力に展開する化粧品メーカーだ。全国約2万3000店に商品を卸している。

同社ではこれまで、ブランドごとに、「ちふれオンラインショップ」「綾花オンラインショップ」「HIKARIMIRAIオンラインショップ」「ジャパン・オーガニックオンラインショップ」という4つのECサイトを運営していた。

コロナをきっかけに、ECユーザーが増加したことから、利便性向上を目的にECサイトのリニューアルを図ったという。コロナ以前は、卸先である実店舗に遠慮しながらECを運営することも少なくなかったという。コロナ禍を経て、店頭に過度に配慮する必要が減ったことも、リニューアルを進めた理由だとしている。

リニューアルしたECサイトでは、ブランド横断で、約750品目の商品を選んで購入することができるようになった。人気ブランド「ちふれ」の商品や、高級ブランド「HIKARIMIRAI」の商品を、同時に購入できるようになったという。5500円以上の購入ならば送料が無料になるようにした。


▲My CHIFURE Online

店頭販売では、店舗によって、新商品の発売日がずれるケースがあったという。発売当日に購入できる点も、ECを利用する顧客にとってのメリットだそうだ。店頭では終売になった商品も、在庫によってはECで購入できることがあるとしている。

リニューアルでは、EC会員のランクごとに付与されるポイントが高まる仕組みも導入した。付与されるポイントは1ポイント1円換算で、買い物に利用できるという。

リニューアルに際して、「AmazonPay」や「PayPay」といったID決済も導入した。

同社では今後、ECユーザーの購買行動を分析するツールなどを導入し、リピート施策の向上を目指したい考えだ。将来的に、EC専用商品の開発も行っていきたいとしている。




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