2024.04.19

アスクル、「LOHACO ECマーケティングラボ」が進化 BtoBのビッグデータを開放

アスクルはこのほど、「LOHACO」におけるECならではのビッグデータをオープン化していた「LOHACO ECマーケティングラボ」において、従来のBtoC事業のみからBtoB事業にも領域を拡大し、「ASKUL ECマーケティングラボ」の名称で新たに始動した。より一層活用しやすいデータ活用基盤を提供し、参加企業117社のECマーケティング活動を支援する。

アスクルは、EC時代におけるビッグデータを活用した新たなマーケティング手法の研究とスピーディーな実践の取り組みとして、2014年2月に、「LOHACO ECマーケティングラボ」を開始。「データは社会に還元され、活用されるべきもの」という思想に基づき、「LOHACO」におけるECならではの多種多様なビッグデータ(顧客データ、購買データ等)の参加企業へのオープンを行った。

顧客のニーズを捉えた効果的・効率的なECマーケティングを実践し、参加企業における活用事例や情報をオープン化・共有知化することにより、業種や企業の垣根を越えて顧客価値を最大化するための共創プラットフォームを構築してきた。

10年間の活動を経てこのほど、BtoB事業とBtoC事業のシナジーを最大化するため、両事業の運営体制を統合したことを機に、2024年4月より、BtoBのビッグデータ(顧客データ、購買データ等)のラボ参加企業へのオープン化を決定。これに伴い「LOHACO ECマーケティングラボ」から「ASKUL ECマーケティングラボ」として名称変更した。「ASKUL ECマーケティングラボ」第1期の活動では、117社の参加企業とともに、顧客のニーズを捉えた効果的・効率的なEC マーケティングを研究する。

10年間の活動から見えてきた参加企業の課題を解決するため、よりわかりやすく活用しやすいデータ活用基盤を提供し、データドリブンなマーケティング活動支援を目指す。これに伴い、データ分析に伴う業務効率化等の課題を解決するため、全参加企業にボタン操作だけで閲覧したいデータが生成されるツールを提供する。

さらにラボ参加企業は自社のニーズに合わせ、「BtoB」「BtoC」「BtoB・BtoC両方」の3つのプランから選択した活動が可能。「BtoBプラン」および「BtoB・BtoC両方」のプランを利用する参加メーカーは、2022年10月より本格的に開始したBtoB広告ビジネスにおいてもラボならではのビッグデータを活用した広告展開が可能で、例えば、BtoBサイト内のバナー広告やクーポン等において、特定の業種や新規顧客等に絞った露出ができる。今後も参加メーカーのニーズに応じながら、新たな広告企画の展開を予定している。

アスクルは、今後もラボの活動を通じ、顧客とサプライヤーをつなぎ、協働して持続的な価値を創造する「サステナブル・ハブ」の実現に向けたデータ活用基盤の提供を目指し、ラボ参加企業のデータドリブンなマーケティング活動を支援し、より一層業種や企業の垣根を超えたECマーケティングの学びと成長の場を構築していく考えを示した。




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