一般社団法人イーコマース事業協会（EBS）は4月13日、大阪・大阪市西区土佐堀の「大阪YMCA国際文化センター」で22周年を記念したネットショップカンファレンスを開催した。イベントでは「無印良品」を展開する良品計画の講演や、著名ECコンサルタントによるパネルディスカッションを実施した。さらに新理事長に老舗印鑑専門店を展開する京都インバンで役員を務める辻昌宏氏が就任したと発表した。
特別講演では、良品計画 オープンコミュニケーション部 CRM課 共創企画 チームリーダー 篠原佳名子氏が、「無印良品が進める、共創をキーワードにしたマーケティングの新しいカタチ」と題して講演を実施した。アンバサダープログラムの具体的な活用方法や社内を巻き込むコミュニケーション戦略について紹介した。
▲良品計画 オープンコミュニケーション部 CRM課 共創企画 チームリーダー 篠原佳名子氏が特別講演パネルディスカッションでは、「業界著名人3名が語るモール界隈のEC業界における現在と未来予想」と題して、日本ECサービス 代表取締役 清水将平氏、アルド 代表取締役 佐藤英介氏、コマースデザイン 代表取締役 坂本悟史氏が登壇した。「楽天市場」の「最強配送」への対応方法や「ヤフーショッピング」の売り上げ拡大策などについて、コンサルタント目線で解説した。
▲著名ECコンサルタント3人がパネルディスカッション辻理事長は就任に当たり、「誰にも相談できず、自分の店舗運営が正しいかどうかの判断もつかない者にとって、イーコマース事業協会は他に代えがたい気付きの場。私のように悩んでいる人にとって、少しでも気付きを得られるこの場を知ってもらいたいと思っている」と話した。
▲辻昌宏氏が新理事長としての所信表明を述べた新理事長として、事務局スペースを活用した会員の学びや交流の活性化を図る方針や、勉強会、研究会、夜会の平日開催を増やして会員企業の従業員にも参加してもらいやすくする取り組みなどについても紹介した。
