2024.03.14

IPマーケティングサービスの「Skettt」、1.5億円を調達 長尾CEO「プロダクション提携数拡大や採用の強化に充当」

長尾慶人CEO

IPマーケティングサービス「Skettt」を運営するWunderbarはこのほど、第三者割当増資、民間金融機関からのデットファイナンスにより、総額1億5000万円の資金調達を実施したと発表した。これにより、2022年から続いたプレシリーズAラウンドの調達が終了し、シード期からの累計調達額は約2億円となった。長尾慶人CEOは「調達資金はプロダクション提携数の強化や採用強化、さらなるサービスの認知拡大に充当する」と意気込みを示す。

「Skettt」は最短1カ月から全国的に認知のある有名タレントの素材(画像)を活用することができるIPマーケティングサービス。地方企業や成長企業のさらなる認知拡大や売り上げ向上を支援する。サブスクリプション(サブスク)サービスでの提供に強みを持っており、提携する事務所の数は70社以上、交渉可能なタレント数は800人以上にのぼる。サブスク型で導入可能な有名タレントの宣材素材は5万枚以上で、これまでの累計相談件数は4000件を超えている。



▲最短1カ月から全国的に認知のある有名タレントの素材(画像)を活用することができる「Skettt」

今回の資金調達では、サービスの軸となるさらなるプロダクションとの提携に注力していく方針だ。地方や中小企業に対してより幅広いIP活用の選択肢を提供するためには、より多くのプロダクションとの連携が必要になる。今後も多くの多様なIPと連携し、幅広い企画を生み出せる体制を構築していく。

サービスの認知拡大方法としては、これまで活用してきたフェイスブック広告に加え、新たにオフライン広告も活用していく。「一例だが、地方の駅などに当社が提携しているタレントの写真と『Skettt』の写真を貼って、駅を”ジャック”してもおもしろいと思う。首都圏ではタクシー広告を活用したりして、サービスの認知拡大に努めていく」(長尾CEO)と説明する。


▲サービスの概要


人材採用も強化している。「Skettt」では単なるタレントの素材提供にとどまらず、引き続き企画・戦略の立案から効果測定までの一貫したIPマーケティングサービスで地方・成長企業をサポートしていきたい考えだ。サービス提供のためには、今まで以上に採用・組織体制を強化していく必要がある。

「法人企業へのマーケティング経験がある人やビジネススキルを持っている人などを採用し、『Skettt』『Wunderbar』を大きくしていきたい。近々オフィスも移転する。絶賛人材採用中だ」(同)と説明する。






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