2024.01.17

NE、卸売マーケットプレイス「encer mall(β版)」提供 メーカーと小売店つなぐ場を提供

NE(エヌイー)は1月15日、卸売・仕入れ販売を行えるマーケットプレイス「encer mall(β版)」をリリースした。新しいパートナーや最新トレンド情報との出会い、ユーザー同士のコミュニティの場などを提供し、利用事業者のビジネス加速を支援する。

複数ECショップの一元管理システム「ネクストエンジン」を展開するNEはこのほど、ネットショップ運営と卸売業の経験から生まれた新たな卸売マーケットプレイス「encer mall(β版)」をリリースした。注文管理、在庫管理、ブランドページ作成、メッセージ送受信などの卸売・仕入れに必要な機能を集約している。トレンド情報をキャッチする場、 情報発信が可能なユーザー同士のコミュニティの場としても活用でき、商品・ブランド・企業を通じた新しいパートナーとの出会いも支援。利用者のビジネスを加速させるプラットフォームとしてサポートを行う。

事前申し込みの受付開始後、すでに400社を超えるサプライヤー、およびバイヤーからの申し込みがあった。リリースの準備段階から熱心なフィードバックが寄せられたことで、当初予定外だった機能の追加実装、今後の機能実装予定を計画するなど、早期にユーザーの利便性向上の追求に取り組むことができたとし、「コマース市場を牽引する多くのサプライヤー・バイヤーの協力により、より良い形で『encer mall(β版)』のリリースを迎えられたことを大変嬉しく思っている」と述べた。

「encer mall(β版)」は、ベータ版としてリリースすることで利用者からの具体的なフィードバックを受け、今後は随時機能を拡充するとしている。自社が提供する「ネクストエンジン」ユーザーからも多数の申し込みをがあるとし、まずは「ネクストエンジン」との連携機能の強化を計画している。

「encer mall(β版)」の開発チームには、NEの親会社であるHameeで卸売経験を持つメンバーが参画し、当時現場で「卸売・仕入れ販売が、もっとこうあるべきだ」と感じていたアイディアを多く反映している。

2022年4月に実施した「ネクストエンジン」ユーザー向けのアンケート調査によると、インターネットを活用した取引を望む企業は90%を超えていたが、一方で「実際に商品を目で見て、手で触りたい」というオフラインコミュニケーションのニーズも存在するとし、「encer mall(β版)」は卸売・仕入れのDXサービスとして、効率的な取引を支援し、ネットショップ運営と卸売業の両方のナレッジを十分に活用し、オンラインサービスでありながらもオフラインから得られる付加価値提供を行っていきたい考えを示した。「eコマース」に限らず、「コマース」全体を支援する新たな取り組みとして、市場にさらなる熱狂を作り出していくとしている。

「encer mall(β版)」のリリースに伴い、リリース記念の特別キャンペーンも開催している。




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