2023.11.22

「モノタロウ」、ECサイトで不在時置き配サービス開始 利便性向上と再配達軽減に貢献

MonotaROは11月21日、現場を支えるネットストア「モノタロウ」において、法人・個人事業主を対象にした「不在時置き配サービス」の提供を開始した。商品受け取り時の顧客の利便性向上と、再配達の軽減による物流問題解決への貢献を目指す。

「資材調達ネットワークを変革する」を企業理念に掲げるMonotaROは、切削工具や研磨材などの工業用資材から自動車関連商品や工事用品、事務用品まで、現場・工場で必要とされる2000万点を超える間接資材を取り扱っている。

このほど、ネットストア「モノタロウ」において、法人・個人事業主に向けて、購入者が不在の場合に、玄関や建物内受付など指定の場所に配達する「不在時置き配サービス」の提供を開始した。

利用者は、事前にマイページの「ご登録情報」画面で、届け先ごとの「不在時置き配サービス」のご利用の可否、利用する場合の「置き場所」を設定。注文時には、置き配設定を行った届け先を選択することで、「不在時置き配サービス」を利用できる。


▲利用画面のイメージ

対象配送会社はSBS即配便で、対象エリアは宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県の14都府県だ。

MonotaROは、取引のほとんどがB2Bなため、納品先には日中に従業員がいることが多く、注文された商品の初回配送完了率は平均約95%と高い。一方で、配送に関する問い合わせも多いことから、顧客のニーズを把握するために注文商品の受け取りに関するアンケートを実施したところ、全体の約59%の顧客が置き配を「利用してみたい」と回答し、法人・個人事業の置き配ニーズが一定程度あることがわかった。

荷物を受け取るためにその時間帯に人員を配置するなど、受け取りの方法に選択肢がないことが顧客の負担になっている側面があることもわかったとし、時々のニーズに合わせて配送サービスを選択できるよう、配送業務を委託している複数の配送会社との協力体制を強化し、置き配サービスの提供に至ったとしている。

顧客がより満足できるサービスの提供を進めるとともに、配送ドライバーの負担を減らし、再配達時におけるCO2排出削減に取り組む考えを示した。




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