2023.11.13

【大手広告代理店が参入】ADKマーケティング・ソリューションズ、ECモール支援を開始 代理店とコンサルの「いいとこ取り」

第8デジタルビジネスプロデュースグループ長の入江信光氏(左)、シニア・プランナーの栗栖沙弥氏(右)


マーケティング課題解決の統合的な提案や実施などを行うADKマーケティング・ソリューションズはこのほど、ECモールのマーケティング支援サービスの提供を開始した。広告代理店とコンサルティング(コンサル)会社の”いいとこ取り”をしたマーケティング支援サービスだという。広告の運用だけではなく、集客、販促、ブランド全体の戦略策定までを行う。大手代理店として有名な同社がECモールのマーケティング支援に乗り出す。サービスの詳細や他社との違いなどについて、第8デジタルビジネスプロデュースグループ長の入江信光氏とシニア・プランナーの栗栖沙弥氏に聞いた。



――今回サービスの提供開始に至った背景は?

入江:当社は代理店として、過去さまざまな企業のお悩みを解決してきた。昨今では、企業から「ECの支援」をしてほしいという声を多く寄せられており、会社として、「今こそECの支援に力を入れるべきだ」と判断し、ECモールのマーケティング支援サービスの提供を開始した。

――サービスの詳細を伺いたい。

入江:サービス名は「ADK-eCommerce Beat(エーディーケー イーコマースビート)」。大手企業からECを新たに立ち上げ予定の企業まで幅広い企業がサービスの対象となる。サービスの対象範囲は、ECモールの戦略立案から売り場構築、販促、集客、リピート施策までを行う。効果検証を繰り返しながら、企業のECの売り上げ拡大を支援していく。「売れる」「良い棚に並ぶ」「人が集まる」のサイクルを回していく。



モールでは、当たり前だが、いかに多くの人に見てもらえるのかが大事だ。そして多くの人に見てもらうだけでなく、その先に購入してもらうことまでがECではセットであり、集客と購入施策のタッグが必須となる。その結果、検索順位が上位に表示される。このことからも広告キャンペーンと商品ページ最適化を合わせることで、 購入率の最大化が見込める。 その結果、より売れやすいスパイラルに乗せることができる。

――ECの支援サービスを提供している会社は多いが、他社との違いは?

入江:それは主に2点ある。1点目は、当社は広告の運用に知見があるということだ。コンサル会社の中には、広告の運用と分析がそこまで得意ではない会社も多い。また広告代理店の中には、集客は強いが、EC、ブランド全体を見えておらず、結果として、「このブランドこっちに舵を取ったほうがいいかな」といったブランド運営変更のときに柔軟な対策を取れないことも多い。

栗栖:だが、当社では広告を駆使したマーケティングもできるし、集客、EC、ブランド全体の戦略提案もできる。いわば”いいとこ取り”をしているということだ。当社のメンバーは、事業会社、コンサル、EC専業代理店で勤務経験がある人が加わっており、総合力を活かしてクライアントのECマーケティングを全面的にサポートしていく。

もう1つは当社としては「効果的なブースト」と呼んでいるが、外部からの集客施策にも手を抜かない。よく広告運用して終わりという場合があるが、当たり前だがそれだけでは認知は足りない。外部のパートナー企業と連携し、インフルエンサーマーケティング、外部デジタルメディア、今流行りのVTuber企画などを実施して、認知拡大に注力していく。インフルエンサーマーケティングも多くの企業で行っているが、当社としては、「EC」の内容に特化した内容を投稿することに重きを置いていく。

――より詳細な対応範囲を伺いたい。

入江:一例だが、全体戦略策定では、KGI(重要目標達成指標)・KPI(重要業績評価指標)の設計、施策進行スケジュール作成、課題分析、課題改善提案などを行う。 月次管理では、月次打ち合わせ、KGI・KPI進捗管理、検索表示位置トラッキング、前月実績分析と次月対策立案などに対応する。

ページ改善では、SEO対策、転換率対策。CRM改善では、メルマガ、レビュー施策、クーポン施策、ポイント施策などを提案する。広告配信戦略では、広告出稿、キーワード・配信先選定、広告数値分析、イベント広告の出稿などを適時提案する。





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