2023.09.29

バンカブル、REGAL COREと協業 「AD YELL」導入企業のリーガルチェックを支援

Web広告の出稿費用を分割払いできる「AD YELL」を提供するバンカブルは、医薬品、医療機器等の品質、有効性、および安全性の確保等に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法、特定商取引法に基づく、広告クリエイティブのリーガルチェック事業を手がけるREGAL COREとの協業を開始した。これにより「AD YELL」導入企業を対象に、広告を出稿する商品のランディングページの広告表現におけるリーガルチェックを無償で提供する。法令に抵触する誇大広告を抑制し、インターネット広告市場の健全な成長への貢献を目指す。

バンカブルは、「新たな金融のカタチを創る」をミッションに掲げ、「お金」を事業の成長エンジンにできる仕組みを構築。Web広告の出稿費用を分割払いできる「AD YELL」を提供している。

「AD YELL」は、Web広告の出稿費用を4回に分割・後払いすることが可能となるサービスで、原則として、決算書・担保・連帯保証人不要で、オンラインによる申込みから最短3営業日で利用が可能となる。ECストアデータと、申込み事業者からのヒアリング情報をもとに投資に対するリターン予測を行い、適切なサポート額を算出する。


▲「AD YELL」のイメージ

このほど、広告クリエイティブのリーガルチェック事業を手がけるREGAL COREとの協業を開始した。

REGAL COREは、薬機法・景品表示法・特定商品取引法に基づく、広告クリエイティブのリーガルチェック「Legal Core」を運営。社内法務や社外弁護士に代わり、複数の弁護士・薬剤師が商品説明やキャッチコピー、文言などのチェックを担当し、最短で即日~3営業日でチェックを行う。複数人の専門家による監修で内容の信頼性を担保し、属人性が排除されたアウトプットをスピーディに提供している。

本協業により、「AD YELL」を導入する企業を対象に、広告を出稿する商品のランディングページ(LP)の広告表現におけるリーガルチェックを無償で実施する。「AD YELL」を新規で申し込む事業者には、申し込み時にリーガルチェックを実施するほか、すでに「AD YELL」を利用している事業者には、3カ月に1度の頻度でLPの広告表現を無償でリーガルチェックする。


▲リーガルチェックのイメージ

昨今、インターネット広告市場の競争激化から、消費者への不当な広告表示が横行していることを背景に、2023年10月1日から施行されるステルスマーケティングに対する景表法による規制や、2021年8月に行われた薬機法改正での課徴金制度の導入など、誇大広告を規制する潮流がある。国民生活センターに寄せられる相談件数89.6万件のうち、増加傾向にある「化粧品」や「健康食品」は合計で11万件を超え、「SNSやインターネット上の広告をきっかけとしたインターネット通販での定期購入契約に関する相談」が目立っているという。

こうした状況において、「AD YELL」で支援するEC・D2Cをはじめとした企業では、インターネット広告は集客の中心である一方、日々見直される法令やガイドラインを遵守するため、広告クリエイティブにおける適切な表現への対応に追われているという側面もあるとし、本協業によるリーガルチェック提供に至ったとしている。スピーディーかつ、弁護士や薬剤師などのプロフェッショナルの目線でチェックすることで、EC・D2Cをはじめとした企業の広告運用の負担を軽減し、健全な広告運用を支援する。

バンカブルは、本協業を推進し、企業の商品が持つ本来の価値を消費者へ適切に伝えることで、インターネット広告を含む広告業界全体の健全化に貢献することを目指すとしている。




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