2023.09.24

メディグル、健康的な冷凍弁当が人気 ミシュラン店出身のシェフが調理

メディクルの提供するメニューのイメージ(左)。三室飛鳥社長(右)

フードテック事業のメディグルは2021年から、無添加でミシュラン店出身のシェフが調理する冷凍弁当ブランド「メディグル」を立ち上げ、ECサイト「メディグル」で販売している。

同ブランドの弁当は、だしは無添加、玄米を使用するなど健康的な商品となっている。ラインアップは「貧血サポートセット」「眼精疲労サポートセット」など6タイプ。自身の体の悩みから選ぶことができる。


▲販売する冷凍弁当は栄養価が高く、シェフが手作りしている

厨房の担当者は、フレンチやイタリアン、中華料理のプロであることも特徴。調理や味付けを手作業で行い、本格的な味と手作り感を大切にしている。

商品開発も料理人が栄養学に基づいて開発している。「料理人はおいしく作れるが栄養学は学ばない。栄養学のみでは、本格的な味付けはできない。当社は双方のいいとこどり」(三室飛鳥社長)と話す。


▲三室飛鳥社長

栄養価の高い弁当は、同社が飲食のコンサルタント事業をしていた時、脳梗塞リハビリテーションセンターのプロデュースがきっかけとなって開発した。施設に併設された飲食店で、リハビリに通う人の食事面をサポートするために作った。

実際に通っている人は、食事に気を付けないといけないが、普段はコンビニ弁当を食べている人も少なくなかったようだ。「1人分だけ食事を作る体力がない」「簡単に済ませたい」という人に向けて弁当を作り、おいしいと評判が広がった。

今後は、シニア向けの弁当も視野に入れている。「コミュニケーションと食事」を重視しており、高齢の家族の健康を気に掛けて弁当を送るといったギフトサービスも考案している。さらに、このサービスにAI機能を搭載し、最近食べたおいしかった物の共有、ごはんを食べているタイミングを知ることができるなど、コミュニケーションツールにしていく計画だ。画像解析データに基づき、料理の写真から栄養価が図れる機能も付け、「食の部分から幸せと健康を提供していきたい」(同)と言う。






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