トロフィーの自社ECサイト「トロフィー生活」を運営する立川徽章は、eスポーツ分野への進出に注力している。今年4月には、自社EC内に「トロフィー生活×esports」のページを立ち上げた。ゲームタイトルをモチーフにしたものなど、カラフルでデザイン性の高いトロフィーの製造にも対応していることから、eスポーツ業界からの需要が高まっているという。
同社のECサイトでは、「賞名」「名前」などを刻印したトロフィーを販売している。企業や学校、大会主催団体など、幅広い層から注文があるという。
「幅広い層から注文があるのはうれしいが、『ターゲットを絞りにくい』という悩みもあった」（広報担当者）と話す。「トロフィーは、頻繁に注文が入る商品ではない。そのため、新規顧客を獲得したいと思っても、どこに営業をかければ良いのかが明確になっていないことが、当社の悩みだった」（同）と話す。
そんな中、eスポーツ業界からの注文が増加傾向であることを受け、自社ECサイト内に今年、専用ページを立ち上げることにした。「eスポーツの大会数は年々急増している。大会にはトロフィーが必要になる。そこでデザイン性の高いトロフィーを前面に打ち出したページを作ることにした」（同）と話す。
同ページでは、eスポーツ用トロフィーを連想させるような、色彩豊かなトロフィーを中心に表示している。「デザインに関しては、イメージを伝えてもらえれば、おおよそ対応できる。ゲームをモチーフにしたようなトロフィーの制作も可能だ」（同）と話す。
「デザイン性の高いトロフィーはインテリアとしても需要があると思っている。昔ながらのトロフィーではなく、もらった人に、さらに喜んでもらえるようなトロフィーを増やしていければと思う」（同）と話している。
