2020.04.22

【コロナ対応】クックパッド、生鮮食品EC「クックパッドマート」用宅配ボックスをマンションに無償提供

クックパッドは4月21日、新型コロナウイルスの感染防止対策として、生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」を、対象地域の総戸数100戸以上のマンションへ無償提供すると発表した。導入を検討する管理組合・管理会社向けのオンライン導入説明会を今週末より開始する。

マートステーションの対象地域は、東京都の23区・三鷹市・狛江市・武蔵野市・調布市・西東京市・小金井市・府中市・町田市、神奈川県の川崎市・横浜市・大和市・座間市、埼玉県の和光市・朝霞市・新座市。

生鮮食品EC「クックパッドマート」の利用者は、アプリで注文した生鮮食品をマンション共用部や小売店舗などに設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」で受け取ることができる。朝8時までに注文すれば、その日の夕方以降に商品を受け取ることが可能。1品からでも送料無料なため、買いだめをせず利用できるという特徴を持つ。マンションに「マートステーション」を設置することで、小売店などの設置場所へ出向くことなく、マンションの敷地内で商品の受け取りが可能となる。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅で食事をする機会が増加し、食料品店の混雑や一部商品の在庫不足などが生じている。また混雑を避けて買い物をしたいという消費者の増加により、ネットスーパーや宅配サービスにおいても「買いだめ」注文が殺到し、スムーズな利用が難しい状況が続いている。クックパッドでも「混雑を避けて買い物をしたい」というニーズの高まりと共に、マンションなどの共用部への「マートステーション」導入の問い合わせが増加しており、1人でも多くの人に無理のない買い物をしてもらうため、総戸数100戸以上のすべてのマンションへの「マートステーション」の無償提供に至ったという。

「マートステーション」は冷蔵庫型の宅配ボックスで、家庭用冷蔵庫と同等のサイズの「マートステーション」をマンション共用部に設置できる。設置に伴い工事や施工などは必要なく、電源タップのある屋内であればどこでも設置可能。居住者専用のセキュリティコードの発行により利用者を限定する設定や、QRコードを用いた解錠システムによる利用者以外が商品に触れない運用が可能となっている。


「マートステーション」はQRコードで解錠できる

今回の無償提供では、総戸数に応じた最適な「マートステーション」の台数をクックパッドが提案し、2台から設置が可能。総戸数200戸以上の場合は、居住者専用の「マートステーション」にすることができる。

一方総戸数100戸以上200戸未満のマンションは、エントランスや駐車場・駐輪場など、近隣利用者への宅配サービス拠点として利用できるオープンなスペースに設置することで無償で導入が可能となる。なお宅配サービスとは、「マートステーション」に配送された商品を宅配事業者が購入者の自宅まで届けるサービスで、利用には別途送料がかかる。

クックパッドでは、賃貸、分譲、新築、既存築は問わずマンション、団地、社宅、学生寮など共用部を持つ、総戸数100戸以上の集合住宅を対象に生鮮宅配ボックス「マートステーション」の導入先を募集しており、YouTubeライブを用いたオンライン説明会の実施を予定している。

オンライン導入説明会の申し込みフォーム
https://enq.cookpad.com/zDWIrXW20Ao/ty5csW5oWsUXsoY=

【マートステーション対象地域】
東京都:23区・三鷹市・狛江市・武蔵野市・調布市・西東京市・小金井市・府中市・町田市
神奈川県:川崎市・横浜市・大和市・座間市
埼玉県:和光市・朝霞市・新座市

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