2020.03.27

KDDIとフェイスブック、AR試着やAI接客でEC誘導 次世代ショッピング体験を実証

KDDIとFacebook Japanは3月24日、XR(AR〔拡張現実〕、VR〔視覚現実〕などの総称)技術を活用し、ネットとリアルが融合する次世代のショッピング体験のコンセプトモデルを実証する「フューチャーポップアップストア」を開設した。開設期間は2021年3月23日まで。

第1弾では、ビューティーやライフスタイルをテーマに、InstagramアプリなどのAR機能を活用したオンライン試着、AI店員による接客から、ECモール「au PAY マーケット (au Wowma!)」と連動した商品購入など、5G時代の新しいショッピング体験を提供する。


ビューティー、インテリア、ライフスタイルのショッピング体験を提供

具体的には、InstagramのARカメラを使い、化粧品(リップ・チーク)を試したり、メガネを使用している姿を確認したりできる。さらに、メイクアップレッスンや洗剤の香りを表現した映像の視聴なども体験可能。インテリアの試着アプリ「RoomCo」のAR機能を活用した家具のARコーディネート、AIコーディネターによる家具のコーディネート相談なども提供する。「フューチャーポップアップストア」を利用するユーザーは、スマートフォン上でいつでもどこからでも、試着、商品説明、購入のショッピングの一連の体験を得ることができる。

今回の取り組みには、花王やインターメスティック (Zoff)、ニトリ、Francfranc、リビングスタイルがパートナーとなっている。

パートナー企業

KDDIは先端テクノロジーを活用した新しいショッピング体験の創出、パートナー企業の商品と連携するARカメラやAI店員の共同開発、ECモール「au PAY マーケット (au Wowma!)」への連携を担う。一方、Facebook Japanは、Spark ARでのARカメラ開発の技術サポート、Instagramを活用した利用者体験の提供を担当する。KDDIとFacebook Japanは、今後も先端技術を活用したビジネスモデルを共同で創出し、デジタル技術を活用した産業、社会の近代化に貢献していく考えだ。


「フューチャーポップアップストア」

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事