2020.03.26

GMOメイクショップ、流通額8年連続トップ スマホ機能とBtoB強化が奏功

「MakeShop」の総流通額の推移

GMOメイクショップは3月26日、ネットショップ構築ASP「MakeShop(メイクショップ)」における2019年の年間総流通額が、前年比8%増の1734億円になった。主要なネットショップ構築ASPの公表値と比較し、8年連続で業界トップの実績になったという。スマホ向けの機能強化やBtoB―EC事業者への導入拡大が奏功した。

19年の総流通額におけるスマホ経由の売り上げは、前年比20%増と大きく成長した。

スマホユーザーに親和性の高いID決済として16年に「Amazon Pay(アマゾンペイ)」を、17年に「楽天ペイ(オンライン決済)」の提供を開始した。

オフラインでのキャッシュレス決済の普及に伴い、19年にはスマホ決済サービス「LINE Pay」をネットショップ構築ASPとして初めて導入した。今夏には、スマホ決済「PayPay」を導入する予定だ。

19年3月には、デバイスを問わず最適なページを表示できる、レスポンシブWEBデザインに対応したデザイン編集機能「クリエイターモード」の提供を開始した。「クリエイターモード」ではグーグルが推奨しているMFI(モバイルファーストインデックス)に対応したデザインも編集できるため、SEO対策の強化につながる。

BtoB流通額は11%増


BtoB―ECの流通額は、前年比11%増と伸長し、全体の30%を占めている。

企業間取引特有の商習慣に対応するための「BtoBオプション」や、「MakeShop」のカスタマイズ版「MakeShop エンタープライズ」においてWEB―EDI(企業間の受発注をネット経由で行うこと)対応など、BtoB―EC向けの機能やプランを拡充している。

「MakeShop」における企業間取引を行う店舗は、19年に前年比13%増となる1300店舗に達した。企業間取引の場合は、個人間取引と比較すると大口の取引が多い傾向にあるため、1店舗当たりの流通額は大きく、流通総額の増加をけん引したと見ている。


「MakeShop」

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