2020.09.11

イオンリテール、車に乗ったまま商品受け取り ネットスーパーの新サービス  

イオンリテールの新サービス「ドライブピックアップ」

ネットスーパーの店舗受け取り強化

 
イオンリテールは9月10日、ネットスーパーで注文した商品を車に乗りながら受け取ることができる「ドライブピックアップ」を始めた。新型コロナウイルスによる新しい生活様式に合わせた受け取りサービスとして利便性を高めた。同日、都内の「イオン東久留米店」で記者発表会を開催した。


車に乗ったまま商品を受け取ることができる

イオンリテールは2020年3―8月期のネットスーパー事業計画において、コロナ禍における「新しい生活様式」への対応を強めるとしている。取扱商品も「鮮魚の詰め合わせボックス」や「豊洲市場おすすめ商品」などを新たに加えている。


ネットスーパー売り上げ、前年同期比20%増に


発表会では、同中間期のネットスーパー事業の売上高について、前年同期比20%増、新規会員数は同3倍で推移していることを明らかにした。


ネットスーパー事業はコロナ禍で成長が加速している

店頭で商品を受け取ることができる「ピックアップ!」サービスは、店頭カウンターで商品を受け取る「カウンターピックアップ」(約130店舗)、非接触型「ロッカーピックアップ」(約10店舗)に力を注ぐ。


非接触型「ロッカーピックアップ」も展開

新たに追加した「ドライブピックアップ」は、パソコンやスマホで注文した後、スタッフが車まで商品を持ってくる仕組み。決済が済んでいるため、現金などのやり取りはない。5月から試験的に取り組み、本格展開を決めという。ピックアップサービスは、今期中にネットスーパー事業を約200店舗体制に増やし、ピックアップの全店舗導入を目指す。


今期中にネットスーパー事業を約200店舗体制へ拡大

今後のネットスーパー事業について、イオンリテール ネットスーパー本部 本部長 太田正道氏は、「コロナ禍でネットスーパーが定着してきた。ドライブピックアップを利用している店舗の利用率が高い傾向にある。現在の80店舗を100店舗体制に増やして利便性を高めていきたい」と話した。


イオンリテール ネットスーパー本部 本部長 太田正道氏

また、希望する配送時間枠が埋まってしまう課題については、「ピックアップを拡充することで利用者を増やしていきたい」(同)としている。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事